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住まいで使用する照明(人工光源)の種類には以下のようなものがあります。
白熱電球 フィラメントからの発光を利用した光源で、表面の仕上によりガラス越しに光源が見える透明電球と光源が見えない白熱電球があります。
消費電力の内10パーセントが光になり、他はほとんど熱になるので、電球が熱くなる点には注意が必要となります。
100Wから30Wのものが一般的で、寿命は1000時間程度です。

電球の内部のガスの違いで、クリプトンランプ(一般電球より効率が10パーセントほど高い)、ハロゲンランプ(寿命が一般電球の約2倍、小型化が可能)などがあります。
他に反射板を付けたビームランプやレフ球等、外形や機能が異なる電球もあります。
このうち白熱電球については発光効率が悪い為に、現在ではほとんど生産されていません。
白熱電球の光り方が欲しい場合は、同じ明るさを持つクリプトンランプやハロゲンランプを使うことになります。

蛍光ランプ アルゴンガスなどを封入した放電管で、ランプ管内に塗られた蛍光物質が光ります。
消費電力の40から50パーセントが光になり、寿命も6000時間程度でしたが、現在ではより効率が高まり、寿命も1万時間以上の蛍光ランプがあります。
点灯回路によってグロースターター、ラピッドスタート、インバータ方式などがあり、インバータ式はより効率が高く点灯も早いのですが、電磁波の発生があるので近くにあるAMラジオなどにノイズ(雑音)が入ることもあります。

最近では、より細身でより効率が高い、スリムタイプやツインタイプなどもあります。
また蛍光ランプは発散する光の色合いによって、昼間の日光に近い色の昼光色ランプ、朝夕の太陽光に近い色の昼白色ランプ、白熱電球に近い色の電球色ランプ等に分けられますから、好みや部屋の雰囲気に合った種類のランプを選びましょう。

最近の照明では、LED照明が主流となりつつあります。
発光の効率が蛍光ランプ並みで、さらに寿命が数万時間という長寿命が特徴です。
現在のところはかなり低価格化が進んだとはいえ、部屋全体を照らす蛍光灯の代わりの照明としてはまだ若干高価です。
白熱電球の代わりという使用法が主流ですが、こちらも価格は高めです。
LED照明は構造的に光が1点から発生するので鋭い光になりがちなのですが、蛍光灯のような広い範囲から光が出るタイプも増えています。
さらにLEDの特長を生かした、明るさや色を自由に変えられる照明機器もたくさん製品化されています。


照明光の色合いは、色温度Kと呼ばれる単位で表します。
自然の光で、青空は10000K以上、曇りの空は6500K、直射日光は5500K、日の出や日の入りは2500K前後です。
人工照明で、昼光色蛍光ランプは6500K、昼白色蛍光ランプは4500Kから5000K、電球色蛍光ランプは3000Kから3500K、白熱電球で2800Kです。(ちなみにろうそくの炎は2000K)

蛍光灯の昼光色は昼間の活動的な時間の光に近く、電球色は朝夕のおだやかな安らぎを感じる光に近くなります。
昼白色を基準とすると、昼光色はより爽やかな光になりますが、照度(明るさ)が少ないと寒々しい感じがします。
電球色はより穏やかな光になりますが、照度が多すぎる(明るすぎる)と暑苦しくなります。
つまり、昼光色では明るめに電球色では暗めにして使うのが、より特色を生かした照明の活用法になるということです。

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住まいづくり研究室                                      2015年11月5日更新
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