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増改築について考えてみましょう。

半造作(建物の一部を屋根までとって改造すること)は凶。
妊婦がいる家は少しの改造でも凶。
これは屋根を一部だけ改修すると、新旧の継ぎ目の部分から雨漏りしやすくなるためでしょう。
屋根に手を加える場合には、一体の屋根は全体を改修しなければいけません。
また妊婦がいる場合に改修がだめなのは、改修時の振動や埃で妊婦の健康に害を与える可能性があるからで、病人がいる場合も同様のことが言えると思います。
一時的に引っ越す場合でもかなりの負担が体に掛かるので、納得できる内容といえます。
古い建物に2階をつぎ建てることは凶。
これは構造強度の問題です。
特に現在の建築基準法では、昔(20年位昔の建物は今の基準に合わない可能性が高いのです)の建物に2階を建て増す場合は、基礎を補強しや筋かいを追加することが必要となります。
基礎の補強はかなり困難ですし、筋かいを追加するには壁や床を壊さなければいけませんので大工事になります。
つまり、現在の住宅にも十分通用する考え方なのです。
2軒の家を1軒にすることは凶。
これは、そのままつなげるだけだと水廻りが2つになり、つないだ部分廻りも無駄になり易いので戒めたものだと思います。
それでも繋ぎたい場合は 大改造!劇的ビフォーアフター 並みに内外装を全面的に手を加えなければ、快適な住まいにはならないということです。
大黒柱の根継ぎは凶、他の柱や敷居まで継いだら大凶。
大黒柱は家の中心にありますから一番力が掛かる部分ですし、ここが腐る状態ということは他の部分も腐っている可能性が高くなります。
つまり建物全体が危険な状態なので、大黒柱だけ継いでも構造的に問題が生じやすいということでしょう。
門の柱の根継ぎは凶。
門の柱には曲げる力が掛かるので、柱を継いでしまうと曲げに耐える強度が無く(極端に弱く)なり、現実問題としても不可でしょう。
同様な理由で壁が付かない独立柱についても、継ぐよりは1本全体を取り替えるべきです。
便所や物置の古材の利用は凶。
これは衛生上の問題かもしれません。
昔の便所は雑菌の宝庫でしたし物置はカビの宝庫なので、そのまま使うと問題があったということではないでしょうか。
現在では汚れがひどい古材は磨いたりしますし、新材の品質は古材より劣る(戦前までの材料は質が高かったので、傷んでいなければ強度は十分あります)場合も有るので、上手く古材を利用することは有用だと思われます。
問題としては大工さんに技量がないと古材を上手く使えないという点と、戦後の住宅に使われていた木材は材料不足で質が悪いものが多くなるので、良い木材の選別が必要だという点でしょう。

今も昔も、住まいの安易な改装は行わない方が良いようです。
増改築する場合は、構造の強度を確保することが大切だということを強調したかったのではないでしょうか。
かなりの部分が、現在の住まいにも通じる内容といえそうです。

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住まいづくり研究室                                      2012年10月14日更新
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