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健康的に住む為に注意することの中で、CO、CO2などについてまとめてみました。

室内で二酸化炭素CO2が発生するのは、コンロ、ストーブ、暖炉などで燃焼を利用している機器(IHヒーターについては調理中の焦げる時にCO2出ている点には注意が必要です)、室内の給湯器、人間やペットの呼吸、光が当たらない時の植物、自動車やバイクなど多岐にわたります。

CO2濃度が3パーセントになると呼吸数、脈拍、血圧が増加  7-10パーセントで意識不明になり死に至ります。
とはいえ通常の状況では、此処まで濃度が上がることはありません。

問題になるのは、酸素O2が消費されて酸素濃度が16パーセント以下(通常大気の酸素濃度は20パーセント程度)になると、一酸化炭素COが著しく発生することです。
空気中のCO濃度は通常0.003パーセント程度で、濃度0.3パーセントになると30分で、0.5パーセントを超えると数分で死に至る恐ろしいものです。
火事の際の死亡の原因としても、かなり大きな割合を占めるものです。
環境基準としては1日の平均値が10ppm、8時間では20ppm以下が基準値です。


住宅内でCOが問題となるのは、コンロ・ストーブ・暖炉・室内給湯器といった燃焼を利用する機器の使用と、自動車の排気、および多人数でのタバコの不完全燃焼でしょう。
また、火事の際にも大きな危険があります。

普通の状態ではCO(CO2)の発生量が少ないので、危険な状態にはなりませんが、住環境が悪化しているという意識を持つことは大切です。
特に病気の時などは、特に換気に気をつけたほうが良いかもしれません。
また綺麗な空気で暮らすほうが、体に優しく健康に暮らせます。
ストーブや室内給湯器にはCO発生時の安全装置が付いていますが、故障の可能性もありますから過信は禁物です。
コンロ・暖炉などを使用する場合は、換気に注意する必要があるでしょう。


しっかりした換気を行うには、きれいな空気を供給する給気部分と汚れた空気を排出する排気部分の二つをセットで考える必要があります。
コンロや密閉型(完全に室内で使うタイプ)の室内給湯器を使用する場合は、換気扇を同時使用すると思いますが、換気扇は排気のみなので給気を考える必要があるのです。

半密閉型(排気のみ室外に出し、給気を室内から行うタイプ)の室内給湯器を使用する場合にも、給気を考える必要があります。
現在必須の24時間換気用の給気口では想定換気量が少なすぎるので、気密性の高い建物の場合では不足することもあります。
換気扇を回したときに同室の大きいサッシ(小さいサッシは隙間が少ないので大きいサッシの方が分かり易いです)や扉の隙間から風切音が聞こえるような場合には、窓を開けるようにしましょう。
また半密閉型の室内給湯器の場合は、使用中に室外側の排気口からきちんと排気されているか、時々確認することも大切です。

ストーブや暖炉も、CO2やCOの大きな発生源となります。
ストーブなどは取扱説明書に1時間ごとに換気するなどの説明があるので、それに従って換気した方が良いでしょう。
暖炉も同様で、大きさによってはコンロ以上に換気が必要な場合もあります。
暖炉の場合は、暖炉の近くで換気扇を回すと本来煙突で排気するべき燃えた煤まで吸い込む場合もあるので、給気口を暖炉の近くに取るようにした方が良いでしょう。
暖炉から煙突に向かって強い上昇気流(風の流れ)が生まれているので、十分な給気を行えば、かなり有効な排気となるのです。

自動車やバイクの場合を考えると、最近ではショールームのように部屋の中に入れたり、ガレージでじっくりメンテナンスをするスペースを設けた住宅も増えてきています。
部屋の中に入れる場合は長時間エンジンをかけたりすることは少ないと思いますが、メンテナンスのガレージ等では注意が必要となります。

特に防音等のために、シャッターやスライドドアに気密性が高いものを使ったりすると、換気が少なく問題となる場合もあります。
オイルなど臭いの問題もあるので、防音を重視するガレージでは換気扇を取り付けたほうが良いでしょう。
防音を気にしない場合は、大きめのガラリや通気性のあるシャッターを取り付けたほうが安心できます。

以上のように、発生源を知ることと換気を適切に行うことが、COやCO2が原因となる事故をなくす一番の方法なのです。

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住まいづくり研究室                                      2012年9月6日更新
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