住まいづくり研究室、タイトル画像

第三者監理による検査

住宅工事中と完了時の検査

住まいづくり研究室


住宅工事中と完了時の検査


建築基準法による検査

フラット35に必要な検査

住宅性能表示制度による検査

住宅性能保証制度による検査

建設会社による自社検査

設計者による検査

建て主による検査

第三者監理による検査



住宅新築のはじめに


住宅リフォームはじめに


家づくりの設計と現場


快適さと使いこなし


建物探訪のデザインや
アイデアを活用

テーマ別
住まいづくりのポイント


 

住まいづくり研究室では
一級建築士の管理人が
はじめての住宅取得する際
から上手に使いこなすまで
住宅つくりに役立つ情報を
豊富にわかりやすく紹介

建築家や工務店や
ハウスメーカー選びから
建材設備を選ぶポイント
メンテやインテリアまで
住まいの情報が満載です。

 

 

住宅工事中と完了時の検査の中で、第三者監理による検査という方法もあります。
特に設計施工のハウスメーカーや工務店に住まいを依頼した場合には、公正な検査を行うために利害関係のない第三者に監理を依頼することも考えましょう。


設計と施工が同じ会社であるハウスメーカーや工務店の場合、建築主の側に立った建築士が工事監理をするという工事監理本来の機能が働かないことも多くなります。
工務店から依頼する設計者の場合でも同様です。

第三者監理は、住宅を依頼した建築会社と関係のない建築専門家が工事の各過程をチェックする方法です。
工事内容に自信があるハウスメーカーや工務店などでは、第三者監理を拒否することは少ないようで、逆に拒否された場合は工事内容にも不安が生じる可能性が高くなります。
(昔かたぎの真面目なしっかりした仕事を行なう大工さんも拒否する可能性が高いようですが、新しい作り方を取り入れている大工さんの場合には、間違った工事をしていることも少なくないので注意が必要なのです。)


第三者監理を依頼する場合、住宅を依頼する建築会社とはつながりがない専門家を選ぶことが大切です。
最近では第三者監理を専門に行なう会社もありますが、保証期間と保証内容が今ひとつといえます。
建築士会などでも、第三者監理の紹介を行なっています。
こちらの方が有資格者である建築士による団体で10年間保証まで行なっているので、安心してお勧めでできます。


第三者監理には、工事期間中に検査を2回から6回行なう監理で10万から20万程度の費用がかかります。
さらに全般的な監理を行なう場合は工事期間中に10回程度の検査を行いますが、工事費の3パーセント程度の費用がかかってしまい、保証の内容も考えると通常の住宅では過剰な監理ともいえそうです。
6回くらいの検査を行うことが、信頼性とコストのバランスを考えるとお勧めでしょう。


第三者監理を依頼する前に、ハウスメーカーや工務店などの建築会社や設計者には事前に確認を取っておくことが大切です。
監理を依頼する相手は、建築士会が行なっている第三者監理がお勧めです。
建築士による団体でかかるコストと保証内容のバランスもいいので、比較的安心して依頼することが出来るのです。

建て主による検査 第三者監理による検査 住宅工事中と完了時の検査

ページトップ

住まいづくり研究室                                      2012年10月19日更新
住まいづくり研究室 アイコン    「住まいづくり研究室」へのリンクは自由です、連絡も必要ありません。

copyright 2008-2016 kazu All Rights Reserved