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工事見積書の中の 給排水設備工事 を見ていきましょう。

給排水設備工事には、給水・給湯配管や生活排水配管、雨水配管や衛生機器取付等があります。
ユニットバスや衛生機器類は雑工事に含まれる場合が多いのですが、ここに含まれる場合もあります。
また浄化槽工事なども、ここに含まれる場合があります。(別項目の場合もあります)

給水・給湯配管については、管の長さを考慮して見積もりますから、配管位置が分からないとチェックできません。
給水配管材料もメーカー仕様を除いて、その地域ごとに決まり事があるので、それほどコストダウンは出来ないでしょう。
給水や給湯箇所数については、確認することが出来ればチェックしましょう。

生活排水配管についても、給水配管同様にコストダウンは難しいでしょう。
特に深さなどは地域によって凍結しない深さまで管を埋める必要があり、必要な勾配も決まっていますから、下手にコストダウンしようとするとトラブルの原因になもなりかねません。

雨水配管については、浸透枡など地域に仕様等の制限がある場合は、それに準ずる必要があります。
制限が無ければ、地面にきれいに落として配管を省略する方法もあります。
特に和風の建物等では、デザインした鎖で地面の砂利部分に落としていることも多く見かけます。
(通常はデザインや素材にこだわっているのでかなり高価になりますが、この考え方だけを利用するとコストダウンになります。)

衛生機器の取付工事費は、機器の個数と種類で決まりますからコストダウンはまず出来ません。
機器類は有名メーカーの製品は価格に差はほとんどありませんが、取扱業者によっては安く入手できるメーカーというものが存在します。
デザインに極端なこだわりがない場合には、その安く入手できるメーカーから機器を選ぶことでコストダウンになります。
逆に衛生機器にこだわりがある場合は、割高になってしまうこともあります。

浄化槽が必要な場合、その市町村で補助金などがある場合(ほとんどの地域であるはずです)、積極的に利用しましょう。
浄化槽に位置によっては排水経路の長さが変わってきますから、メンテナンスなどの邪魔にならない範囲で適切な位置に配置しましょう。
駐車場の下に浄化槽を埋めると上部を補強することが必要になりますから、補強の必要のない場所に浄化槽を設置することも検討しましょう。

給排水設備工事のチェックポイントは、機器選びと排水の工夫です。
また、補助金などが有る場合は積極的に活用しましょう。
最新機能が付いた機器はかなり高価となりますから、ワンランク機能を落とした製品を選ぶこともコストダウンのポイントとなります。
最新の技術と一つ前の技術の間には、宣伝文句ほど大きい差はない場合も多いのです。
排水経路については、敷地に余裕がある場合には検討する価値があります。
ただ狭い敷地だとトラブルの原因にもなりますから、変更しない方が良い場合も少なくありません。

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住まいづくり研究室                            2012年10月18日更新
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