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床部分

ツーバイフォー住宅のつくり方

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ツーバイフォー住宅の床の作り方は、1階部分については2種類あります。
在来木造住宅同様に土台や大引に根太を載せた上に構造用合板を全体に敷く工法と、2階同様に床根太を大きい材料として長い間隔の間を支えなしに作る工法があります。
どちらにしても、がっちりした床面(プラットフォーム)を作ることがポイントです。
その上に床仕上材を貼る形となります。

床構成1

2階床の場合、補強された壁枠や床ばりの上に床根太が乗る形となります。

床構成2

ツーバイフォーに用いる木製の材料は規格化されていて、以下のような寸法の材料を使用します

呼び名:断面の厚さ・幅(乾燥材の寸法)
204:38mm・89mm
206:38mm・140mm
208:38mm・184mm
210:38mm・235mm
212:38mm・285mm
404:89mm・89mm

土台に使用する材料の大きさは404です。
大引を使用する場合も404が一般的で、大引同士の間隔は910mmか1mが標準です。
(各材料の間隔は構造用合板の寸法が基本となるので、合板の幅910mm又は1,000mmに合わせます。)
床根太は1階で大引を使用する場合は204を使用、根太同士の間隔は455mmか500mmが標準的です。

2階やその他の場合の床根太の大きさは、床梁や内壁の間隔の中で一番間隔が広い場所に合わせて決めます。
この床根太の寸法は、荷重の掛かり方によってスパン表と呼ばれるリストに適合した材料や間隔を選びます。

際根太やころび止めには、床根太と同じ寸法の材料を使用します。
ころび止めは床根太の継ぎ目にも設置します。
また床根太の継ぎ目は、添え木や金物で補強する必要があります。

床ばりは床根太の下部に配置するのが一般的ですが、天井から下がって垂れ壁状に出てしまいます。
それが邪魔な場合には、床根太と床はりの上端を合わせて床根太を金物で受けます。

上部に壁が乗る部分は、床根太を二重に入れたりして補強しておきます。

ツーバイフォー工法では、この床根太構造用合板を組み合わせて、しっかりした床を作ることがポイントなので、根太に合板を打ち付ける為の釘の大きさや間隔にも決まりがあります。
また材料同士の接合部分にも、釘の大きさや数に決まりがあります。
逆にその決まりに従って作りさえすれば、日本の伝統的な大工さんのように木の加工や性質を知る訓練をしなくても建物を建てることが出来るのです。

基礎部分 床部分 壁部分

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住まいづくり研究室                            2012年10月4日更新
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