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鉄骨造住宅の外壁は、ある程度つくり方が決まっています。
胴縁下地を使用する作りと、ALC版を使用する作りの二つが主流です。

S外壁1

鉄骨造の胴縁下地には、軽量鉄骨でCチャン(通称、寸法は巾100mm高さ50mm程度で3.2mm厚又は2.3mm厚)と呼ばれる、C型の断面を持つ鋼材を外壁の下地とします。
その上の壁仕上は木造やRC造の胴縁上の仕上と同様、サイディングや金属板や薄いALC版(35mmから50mm程度)などの外壁仕上材料を使用します。

胴縁は、鉄骨の柱や梁に取り付けた 胴縁受 と呼ばれる、L字型断面の鋼材で支えます。
外壁の下端部分はコンクリートを立ち上げた基礎の上にCチャンを取り付け、壁と水切りを取り付けます。
ここでCチャンの平らな面が上に向いているのは、鋼材部分に水がたまることを防ぐ目的があります。

壁の断熱材は、胴縁の隙間を埋めるような状態で入れる事になります。
窓や扉など開口部分については胴縁と同じ材料で補強枠を作り、変形を防ぎます。


鉄骨造の外壁のALC版(厚さ100mm以上)は、取り付け方法によって挿入筋工法やスライド工法などがあります。
高層や大規模な建物では鉄骨構造の変形に対応する為にスライド工法が有利となりますが、低層で変形が少ない住宅ではより安価な挿入筋工法でも十分です。

ALC版の下端部分は、コンクリートを立ち上げた基礎の上にモルタルで平らな面を作ります。
その上にALCを乗せていく事となります。
ALC版と基礎モルタル仕上の隙間は、コーキングを行ないます。

壁の断熱材としては、ALC材自体が断熱性能が高いのでそのままでも大きな問題は無いのですが、断熱性能を高める場合には、ALC版の裏面に断熱材を吹き付けたり壁の内側に設置する内壁用胴縁の間に断熱材をはめ込みます。
窓や扉など開口部分は、L字型の鋼材で補強枠を作ることで変形を防ぎます。

ALC版は、コーキング材で防水性能を確保しているという傾向が強くなります。
ですからコーキング材部分を定期的にメンテナンスを行なうことが、建物の寿命を延ばす重要なポイントとなるのです。

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住まいづくり研究室                            2012年10月6日更新
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