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物件142 倉庫に住む家

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劇的!ビフォーアフター 物件142 倉庫に住む家 に採用されているアイデアをチェックしましょう。

 

作りは鉄骨だけに問題ないようです。
リフトを撤去して、上下を繋ぐスペースに活用するようです。
床がALC版なので、穴を広げやすいところがポイントといえます。

発泡タイプの断熱材は、複雑な作りとなる鉄骨造のリフォームには効果的です。
梁部分のでこぼこにも簡単に対応できるので、隙間がない断熱層を作ることが出来ます。

倉庫と住居を2階と3階の両方に作る点は、なんとも微妙。
本来は3階に住居、2階に倉庫としてしまった方がスッキリするはずですし、明かりの面でも有利です。
ただ、住まいとして3階まで一気に上がるのは、小さい子供がいるので避けたいと判断したのでしょう。

床暖房を設置しています。
ここで2階と3階を繋いだ効果が出てくるようです。
ただ3階の一部が倉庫として残るために、熱の損失が余計に生じてしまいそうな感じがします。

ステンレスで作ったトップライトは、面白いアイデアです。
光の反射効率が高いので、トップライトとしての効果も高くなります。
階段上のトップライトの光が2階まで降りるので、抜群の効果があるのです。
ただここに入る蓄電式のLEDライトは、ご愛嬌でしょう。
この程度の発電効果では、設置コストを回収することはまず不可能です。

1階から上がる階段部分は、格子や石段をイメージした作りが面白いところです。
倉庫を感じさせない和風の作りは、住まいまでを強く意識させる空間となっています。
上がり口に収納を設けたところも使いやすそうな作りです。
ただ使っている要素が多すぎて、やりすぎというイメージも感じてしまうところがちょっとした弱点かもしれません。

思い出の家具を取り込んだ玄関廻りは、かなり余裕があるスペースとなっています。
倉庫という全体の作りから、住まいとして気持ちを入れ替えるために、階段から玄関までこだわりの作りとなっているようです。

鉄骨の形を上手く利用した遊び心のあるリビングの天井と照明は、面白いデザインです。
コーナーには畳の小上がりをつけたりと、今回は遊びの要素がたくさん入っています。

キッチン脇の引き出し収納は、順番によっては使いにくい場合もありそうです。
前後に小さめのスライド収納が重なると、奥の収納は使いにくい場合も少なくないのです。

折り込んだ本棚付のテレビ台は好き嫌いが分かれそうです。
思い出の家具と組み合わせるところも、ちょっと微妙なセンスといえます。

無双窓は通気のためには効果的ですが、階段の手すりの細い竹?も含めて、ちょっと店舗のリフォームにも見えてしまいます。

かなり広めの洗面脱衣室や黒い浴槽とビバ材の組み合わせた浴室なども、ちょっと店舗風。
洗面で物干しが出来るスライド式の物干し竿は面白いアイデアですが、これもやりすぎの感があります。


今回のリフォームは、店舗のリフォームを見る感じで、住まいのリフォームとしてはかなり微妙なデザインといえそうです。
構造部分がしっかりしていて手を加える必要がなかったために、内部のデザインで見せ場を作ろうとした印象が強いリフォームと感じるのです。
ただ、これはこれで面白いリフォーム方法といえるでしょう。
軽い非日常を感じさせるインテリアが、住まいに新しい感覚を加えてくれそうなリフォームなのです。

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