劇的!ビフォーアフター 物件143 置き去りにされた家 に採用されているアイデアをチェックしましょう。
今回は基礎からしっかり補強しています。
外壁の内側に現在に基準に適合する基礎を作っての補強ですから、信頼できます。
新たな柱がこの新しい基礎に乗る形なので、現在の住まいと変わらない強度が期待できます。
入り口を側面に移動するのは、安全を考えると大きな利点になります。
正面にへこみをつけて、自転車置き場にする点も、いいアイデアといえるでしょう。
学習塾部分の壁一面の収納は使いやすそうです。
椅子を多機能な棚やテーブルに使うのは、バリエーションが豊富で面白いアイデアです。
しかしフレームの角による怪我や、床の傷が気になる椅子ともいえるので、作りとしては微妙なところでしょうか。
文字を切り抜いた看板は、夜は見やすいのですが、昼間みえにくそうな点は弱点となるかもしれません。
しかし塾の窓のペアガラスは、さほど防音には役に立ちません。
嵌め殺し窓なので、隙間が多かった以前より音を遮ることが出来るというだけですね。
この窓を活用したスクリーンは、多機能の椅子との組み合わせで、面白い使い勝手となりそうです。
洗面所から物干し場に出れるところは良いポイントです。
水廻りが集中しているので、洗濯に関してはかなり便利な作りといえそうです。
キッチン周りの収納に扉がないところは、意外なポイントです。
実は扉で隠してしまうよりも、綺麗に収納する癖が付くので、使いやすさの面でも有利なのです。
ベランダまで一体感のある、広々としたワンルーム空間は最近主流の作りですね。
座敷風の個室は、なんとも微妙な雰囲気です。
子供部屋を扉で分けられる作りでも、二人一緒なので、2段ベッドなどを考える必要があります。
しかし畳の間なので、なんとも微妙な使い勝手となりそうなのです。
子供が大きくなったら、リフォームが必要でしょう。
この部分は番組のインパクトのために、無理して作った印象が強い個室部分に感じられてしまうのです。
今回はしっかりした補強がポイントです。
リフォーム後に長く使うことを考えると、構造部分を徹底して補強することは大切なのです。
また使い勝手に対するアイデア自体は非常に面白かったのですが、弱点を含んでいる部分も多く、改善を期待したいところです。