劇的!ビフォーアフター 物件152 お風呂が遠い家 で出てきたアイデアをチェックしましょう。
今回はユニバーサルデザインがポイントとなります。
お年寄りのためにも効果的な作りとなるはずですから、注目です。
戦後の苦労した作りの家なので、材料の使い方もぎりぎりです。
土間コンクリートを一面に流し込み補強、土台の沈んだ部分はジャッキアップして間に木をはめ込みました。
補強方法としてはかなり微妙な方法で、ちょっと疑問が残ってしまいます。
またもや温水式床暖房にタイル仕上です。
この番組で定番になりましたが、今回は断熱材の種類が違いました。
ただタイルの上は段が出来るので、車椅子には少し抵抗になります。
玄関からすぐにダイニングキッチンに入ります。
さらに個室まで一直線、スッキリした動線はユニバーサルデザインの基本です。
若干の段差も、スロープのおかげでスムーズに動けます。
浴室とトイレが一体で、腰掛ける部分を作っているところは手馴れています。
手すりの設置位置や使い方もしっかり考えられているところは、さすがですね。
1階で全ての生活が可能です。
玄関の下足入れは面白いのですが、デザインのアクセントとしての使い方が主でしょう。
靴の入れ替えなどで、結構手間がかかりそうです。
機能を考えれば、オープンの下足入れが便利で使いやすくなります。
昔の落書きをタイルにしました。
キッチン前の壁に、落書きが再現されました。
面白い活用法ですが、色が変わりましたし、コストが気になるところです。
1階ダイニングに、吹き抜けから明かりを入れるところは、定番ながら効果が高いですね。
変化のある自然の明かりは、照明とは一味違います。
引き出し付きのテーブルは、小さい子供がいる家庭ならではのアイデアです。
使わなくなっても、生活小物を入れておけます。
廊下の一部に洗面所や洗濯機置き場をつけることも、省スペースに効果的です。
無駄な動線を減らせます。
2階は勉強部屋とアトリエをワンルームで共用、将来はアトリエスペースを拡大できそうです。
小ぶりの子供部屋を吹き抜けに面して配置することで、子供のプライバシーと一体感を共存させています。
2つの子供部屋からつながるロフトも、面白い作りです。
全体にユニバーサルデザインだけでなく、楽しさを加えているところが見事。
家族の絆を深める工夫がいっぱいのアイデアが、生活に豊かさを与えてくれそうです。
コンパクトなユニバーサルデザインのお手本として、非常に参考となるリフォームでしたね。