劇的!ビフォーアフター 物件164 焼肉をすると電気が消える家 で出てきたアイデアをチェックしましょう。
今回は、単身者用のアパート4戸をまとめて、一棟全体を家族で使用するためのリフォームです。
単身者用の小さく区切られた部屋の使いにくさを、部屋をつなげることで解消する必要があります。
面積は十分あるので、2階への接続と壁を何処まで減らせるかが、今回のリフォームのポイントとなりそうです。
鉄骨作りのアパートで中央部分の大事な筋交いを撤去、さらに内部の壁はほとんどを撤去しました。
1階の道路側の壁も撤去して、大きな開口を開けました。
外周の壁を補強することで、中央の構造部分を撤去する計画です。
強度的には大丈夫でしょうが、地震の際の中央部分の揺れは大きくなりそうですね。
内部にブロックで基礎を作り、周囲に砂利を敷きこみました。
土間を作って、土足で室内を一周できる作りです。
中央部分は厚い断熱材で覆いましたから、床下暖房に活用するのでしょうか。
1階は補強を行いつつワンルームとして、かなり大きな空間を確保しました。
中央の床と周囲の土間との関係で、農作業からのつながりや子供の遊び場として、懐かしさを感じさせつつ効果的な空間を作り出しましたね。
外階段の登り口部分の壁に孔をあけ、既存の外階段を内部階段に改造です。
外回りを強化ガラスで囲って、木の踏み板を追加。
明るい内階段に生まれ変わりました。
夏の暑さとガラスのコーキング部分の耐久性は気になりますが、室内の明るさと暖かさを得るためは効果的な階段となりました。
2階にはロフトを設置、半分くらいは鉄骨の梁を見せて天井を高くしました。
格子戸と相まって、開放的な空間を強調しています。
壁に断熱材を入れて断熱性能をアップ、はと小屋も窓に変更して、明るさもアップです。
ハーフユニットを使った浴槽も設置して、広いお風呂の完成です。
外回りには道路との段差を解消する、幅広い階段を設置です。
一輪車を使えるスロープも付いて、広い玄関ポーチとなります。
住宅としてはかなり個性的な、公民館のような作りです。
土間とのつながりで、面白い1階スペースといえるでしょう。
1階には大きなキッチンを設置、広間が見通せる配置です。
広間部分は2段高いので、ステップで上がる形となります。
玄関からキッチンまで、開放的な空間となりました。
広間部分が収納式の吊り障子で仕切れます。
古民家の土間と座敷の関係と同じですが、引き込んでしまえる障子の作りは現代的といえますね。
古い4つの浴槽を使って、座敷に掘りごたつを設置しました。
エアコンの暖かい空気を使って、浴槽部分の空気を温める孔つきです。
組み立てる手間はかかりますが、収納できるところは便利ともいえそうです。
同時に床に、暖かい空気噴出し口も作りました。
エアコンひとつで本来の暖房と、掘りコタツや床下を温める面白い作りです。
一般的に使えるアイデアとはいえませんが、良いアイデアといえるでしょう。
ただエアコンの本来の使い方とは大きく異なるので、耐久性などが気になるところです。
土間の壁にアクリル板を取り付け、野菜棚か完成です。
額縁としてギャラリーにも使用可能です。
面白い作りですが、ボルト部分の危険さや作り替えの手間などを考えると、使いにくいことも考えられます。
壁に備える収納は、使うテーマを決めて作った方がスッキリ安全に使えるはずです。
玄関前には花壇と流し台を再利用した表札がつきました。
明るい開口部分が道路から見える独特の作りですが、縦型ブラインドでプライバシーを確保しています。
土間部分は一部の色を変えて玄関としています。
その玄関の先にはトイレも付きました。
キッチン部分は広く、収納も豊富でシンプルな形状が使いやすそうです。
土間なので、長く使うと疲れやすくなるかもしれません。
キッチンの奥には土間のスペースを確保、昔のキッチンを生かして農作業用の流しとして活用しています。
土間を通って、一輪車でここまでたどり着ける作りです。
広間の壁には、昔の成長の記録が残った壁も取り付けられています。
土間には、懐かしいデザインの薪ストーブを設置です。
広間や土間の雰囲気と相まって、個性的な空間を演出しています。
2階とつながる吹き抜けは、無双窓による開け閉めが可能で、通風や採光を確保しつつ寒さを防ぐことにも配慮しています。
玄関脇から2階に通じる階段につながります。
2階は3人の子供部屋ができました。
十分なスペースで、使いやすい多機能可変家具も設置しています。
個室化を見据えた仕切付で、様々な使い方が可能な面白い作りとなりました。
ブランコなどを取り付ける鉄骨のフックも、簡単ながら面白いアイデアですね。
ロフトも十分なスペースを確保し、将来増える物に備えます。
寝室も十分なスペースを確保、大きなクローゼットと共に、広さを生かした空間となりました。
2階にもトイレが付き、さらに広い洗面所で使いやすい水廻りです。
昔の玄関を利用して洗濯機置き場や勝手口を確保、昔の廊下部分をサービスバルコニーとしても利用しています。
バルコニーも木の手摺や床に変更、長い2戸分のスペースを利用して、物干にも最大限に活用できます。
劇的!ビフォーアフター 物件164 焼肉をすると電気が消える家 では、1階を土間付きワンルームとする大胆なリフォームがポイントでした。
アイデアが非常に豊富ですが、使えるアイデアとして考えると、かなり微妙かもしれません。
既存の設備などを活用しているために、かなり無理をした作りと感じる部分もあるのです。
とはいえアイデア自体は参考にできる部分も多く、アレンジして活用するにはアイデアが豊富なリフォームだったといえそうです。
それにしても このタイトルは、電気の契約容量を変えるだけで解決では?
もう少し、内容に即したタイトルが欲しいところですね。