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物件180 玄関がお風呂の家

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劇的!ビフォーアフター 物件180 玄関がお風呂の家 で出てきたアイデアをチェックしましょう。

 

今回の物件180 玄関がお風呂の家 は、狭くて古い長屋住宅の上に無理のあるリフォームの為に非常に使いにくい状態の住まいのリフォームです。
現状はお母さんの一人住まいで、姉と弟の2人は向かいの家で間借りしている状態です。
長屋なので上手く採光や通風を取り入れつつ、3人の為にどれだけ広いスペースを確保できるのかという点がリフォームのポイントとなりそうです。


築110年経っている為か、解体作業が進むと2階の床を支える梁が折れてしまいました。
その梁をジャッキで支えて解体作業が再開、すると隣家との境界部分の梁も斜めに傾いて地震などの際には危険な状態です。

さらに基礎がレンガ作りで、土台廻りも相当傷んでいる状態です。
そこでレンガの内側に新たにしっかりした基礎を作り、内側に2階を支えるしっかりした柱・梁を設置しました。
屋根を支える構造部分には若干の不安も残りますが、外廻りに手を加えにくい長屋の補強方法としては確実な方法といえるでしょう。

断熱材は現場で膨らませる発泡ウレタンを採用、隙間なく断熱材が入るので、断熱や遮音の性能が上がります。
浴室は新たに、家の奥に設置されているようです。

住まいの中央に2階から吊り下げ式の階段を設置、階段下を解放的に広く見せつつ、2階の二部屋へ廊下無しで入ることが出来る作りとなりました。
最小限の廊下で無駄を抑えつつ、2階の真ん中から1階に明かりを取り入れることが出来ます。

キッチンは高さと奥行きを5cmほど小さくし、お母さんの背の高さにあわせつつ、通路の広さも確保しています。
階段下は掘りコタツ、普通の高さのテーブルにも出来る可変式の家具ですが、変更するにはちょっと手間がかかりますね。
棚の下の収納式の椅子がついていますが、テーブルはどちらかに絞った方がしっかりしますし棚の有効な容量を確保しやすい気がします。

2階のウッドデッキには手摺一面にプランターを設置して、緑の空間としました。
好きな植物に手軽に交換できる作りで、潅水システムもあるので、手間もかかりません。

外観は木の格子をアクセントに使った、モダン和風のデザインにまとめました。
適度な大きさの玄関には、収納もしっかり備わります。

1階はワンルームのダイニングキッチンです。
小さな隙間や床下も収納としてしっかり活用しています。

1階にはお母さんのベッドやクローゼットも設置しています。
お母さんの部屋は建具で仕切れるので、プライバシーも確保できます。

1階の奥は水廻りを集中、コンパクトながら脱衣室兼洗濯機置き場が独立、魅せる洗面所としての扱いです。
浴室やトイレも、しっかりとスペースを確保しています。

2階は階段で2つに仕切られ、子供2人の個室を確保しています。
趣味に最適化した収納も設置して、狭さを感じさせない収納や飾り棚やライトも取り入れています。

屋根裏も収納として最大限に確保、広い収納スペースとしています。
階段部分は部屋の明り取りにも活用していますが、閉じることも可能です。

2階のウッドデッキには物干場も確保しています。
壁面緑化も効いていて、豊かなスペースといえそうです。


劇的!ビフォーアフター 物件180 玄関がお風呂の家 では、中央に階段を設置することで、多くの問題を解決していたところがポイントでした。
細かいところまで活用した収納や、ベランダ緑化なども参考に出来るアイデアだったといえるでしょう。
番組らしくちょっとやりすぎの感もあるのですが、それ以上に活用できるアイデアが満載のリフォームとなりましたね。

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