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台風の強風によって生じる被害として、住まいの中で屋根部分については、屋根材の取り付け方法と劣化した部分がトラブルの原因となりやすい場所です。
瓦の場合は少し古い住宅などでは取り付ける釘の数が、現在の瓦で使用されている釘の数より少ない場合も多くなります。
瓦屋根は全ての瓦を釘などで止めているのではなく、飛び飛びに止めています。
昔は瓦を釘で固定する際の本数の基準が無かったので、古い住宅の場合は瓦を取り付ける釘の数が不足している可能性があるのです。

またセメント瓦は古くなると瓦自体の強度が落ちて、割れやすくなります。
割れやすくなると、せっかく釘で止めていても割れて飛んでしまうことになりますから、普段から屋根材の劣化には注意を払う必要があるのです。
金属板やコロニアルなど瓦以外の屋根材でも、注意するポイントは同様です。
屋根が錆びていたら釘やビスが効きませんし、取り付け部分が弱いと強風で破損して、屋根が飛んでしまいます。

また金属板やボード状の外壁についても、屋根同様に強風に飛ばされることがあります。
固定している部分の錆びや劣化で強度が落ちていないこと、屋根材料自体にも錆びや劣化がない事を、日頃から注意しておく必要があります。
実際に台風が発生してからでは対策を行う時間は無いので、普段から確認しておくことが大切です。
住んでいる住宅が危険な状態ならば、地域自治体指定の避難場所や安全な知人の家などへ早めに避難する事も考えましょう。


大きなシャッターなどは、台風の風で被害を受けることが多くなります。
特に幅が広いシャッターは被害を受けやすく、壊れたシャッターが中に入っている車を傷つけたりすることもあります。
壊れない為にシャッターを巻き上げておくと、吹き込んだ風が屋根を壊す可能性が高くなります。
ですから基本は丈夫なシャッターを閉めておくことですが、場合によってはシャッターを巻き上げておくことも台風対策となりえるのです。


強風による転倒や転落、飛んできた物がぶつかって怪我する事を防ぐには、台風が近づいたら外に出ないことです。
台風に対する準備は早く済まして、風が強くなったら外に出ないで済むように早めに行動しましょう。
アンテナが曲がってテレビが見えなくなっても、台風が完全に過ぎてしまうまでは、突風の可能性があるので屋根に上るのは控えるべきです。
専門家に依頼するか、安全な状態であることをしっかり確認してから、屋根に上って調整しましょう。

台風の風が強くなってからどうしても外出する必要がある場合は、レインコートを着用しましょう。
風が強いときの傘は両手で持つ必要があり、さらに前が見えにくくなるので、物が飛んできても気付かなかったり対応が遅れたりします。
ですから、ただでさえ危険な台風時に、傘をさしての外出は控えるべきなのです。(もっとも、すぐに傘が壊れてびしょ濡れになる可能性のほうが高いですが)


次のページでは、風以外の台風対策を考えましょう。

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住まいづくり研究室                                      2015年9月4日更新
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