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インテリアを上手に使った部屋作りの為に最初に考えることは、自分の好きなインテリアスタイルを決めることです。

インテリアのスタイルは、シンプル・ナチュラル・モダン・クラシック・和風やヨーロピアン・カントリー・アジアンなど、さまざまなタイプに分類されます。

シンプルは、言葉の通り素材をそのまま使った、クリーンなインテリアのスタイルです。
素材の持つ味わいや質感を最大限に引き出し、余計な装飾を排除する点が特徴といえます。
使う色も少ない事が基本なので、鮮やかな色をアクセントとして加えると、インパクトのある空間にもなります。
シンプルだけだとデザインの方向性が分かりにくいので、シンプルとナチュラルやシンプルとモダンなど他のスタイルと同時に使われることも多くなります。

ナチュラルは、自然素材の持つ美しさを、そのままインテリアに利用したスタイルです。
天然繊維や明るい色の木を使用して、あまり存在感を感じさせないデザインにまとめた、淡いブラウン系のインテリアのことを示します。
シンプルと同時に使われることも多く、やさしいデザインが基本ですが物足りなさを感じることもあります。
アクセントカラーを使うと空間の大人しさに変化をつけることが出来ますが、素材感が弱くなってしまうこともあるので使いすぎは禁物です。

モダンは、直線的デザインや大胆なデザインを使った、現代的なインテリアのスタイルです。
ガラスや金属、プラスチックのような無機的な素材を使うことも多く、また、伝統的な素材を使いつつ大胆な形やデザインとする事もあります。
モノトーンやインパクトのある色を使うことが多いのですが、使う色の数は少なくするのが基本です。

シンプルモダンという場合は、モノトーンや金属の特性を生かした細く薄いスマートなデザインを主に示します。
モダンという言葉としては、現代だけでなく、50年代や60年代のデザインのリバイバルも含むことがあります。
かなりデザインの幅が広いインテリアスタイルなので、好きな家具や椅子がある場合は、その年代にあわせてインテリアをまとめることも大切です。

クラシックは、ヨーロッパの古典様式のスタイルをインテリアに利用するものです。
古典様式によりロココ調やジョージアン様式、北欧風やアメリカントラディショナルなど、さまざまな様式が有ります。
全体的に装飾的で濃い色のインテリアが多く、一つ一つのインテリアに存在感があります。
広い部屋では全体的に使うと効果的ですが、狭い部屋では全体的に使うと圧迫感を感じることも有るので、アクセントとして使うことも考えましょう。

和風は、大まかに現代和風や伝統的和風、民家風の和風に細分化されます。
現代和風は伝統的な和風の要素である和紙や簾、漆などを使って、より現代の生活に合ったモダンデザインでまとめたインテリアです。
和紙のスクリーンや染物を使った壁飾りなど、デザインや使い方を工夫して和の素材を現代風な魅せ方とします。

伝統的和風は、昔ながらの和風のデザインを、そのままインテリアに活用する方法です。
茶室や座敷など、特定の空間に使われていたデザインを使うことが多いようです。
民家風の和風は、他の和風では淡い色の木材を直線的に使うこと基本としているのに対して、濃い色の木材が基本で、素材独特の力強い曲線などをそのまま使ったりします。
和風に共通するポイントとして、床(畳)に直接座ることが多い点があります。
視線が低くなるので、座ったときに最もバランスよく見えるようなインテリアづくりを意識することが重要なのです。

ヨーロピアンは、クラシックも含まれる場合が有りますが、ここでは現代的ヨーロッパデザインを考えます。
クラシックより現代的なデザインで、シンプルで明るいことが特徴です。
鮮やかな色や大胆なデザインでありながら、意外に使いやすさも兼ね備えています。
モダンの一分野ともいえるインテリアですが、線の太さや大胆さが日本のモダンとは異なる部分でしょう。

カントリーは、自然の感覚を生かしたインテリアです。
素材の持つ力強さや手作りの感じを、そのままデザインに利用します。
ペンキ塗りなど、日曜大工的要素が多いことも特徴となります。

アジアンは、タイやインドネシアやマレーシア、韓国や中国などアジア系の国々のインテリアを取り入れたデザインです。
タイ風のリゾートを感じさせる素朴なデザインや観葉植物を利用して、インテリアとしたりします。
中国風なら、独特の様式を感じさせるインテリアとしてまとめます。
国によってかなり傾向が違うので、同じ国の家具で一部屋をまとめる方がインテリアのまとまりも良くなります。


以上のように大まかに分類して説明しましたが、実際には分類が困難なほど色々なインテリアのスタイルが存在します。
実際に部屋のインテリアを考える場合には、いくつかのスタイルの組み合わせとなることも少なくありません。
自分の好みに合うスタイルをいくつかリストアップして、その中で、より好きなインテリアを選んでいくことで理想のインテリアが出来ます。
また今ある部屋にインテリアを追加する場合には、現状の写真を持って店に出かけて、実物と見比べながら決めることも一つの手段です。
インターネットなどで調べて写真が印刷できる場合には、その写真と部屋の写真を実際と同じような大きさとなるように配置して見比べてみることも、部屋のイメージをしっかり想像することに役立ちます。
ただ写真と実物とでは印象や質感が異なることもあるので、家具やインテリアの購入前には実物をしっかり確認することがお勧めです。

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住まいづくり研究室                                      2015年11月23日更新
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