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第0010号

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メールマガジン  こだわりの住まいを上手に創る 第0010号  の内容です。

 

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          住まいづくり研究室 メール便

                       第0010号 2008年 8月29日

       住まいづくり研究室   http://www.ie-erabi.com
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このメールマガジンでは、住まいづくりに流れに従い、約1年かけて、
実際の住まいづくりの手順に従った実践形式でお伝えします。

さらに、住まいづくりの為になる情報や建築関係のニュースの中から、
気になるニュースや為になる情報を厳選して掲載します。
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■木造の住まいづくり PART10

今回は 住宅の収納と動線のチェックポイント です。
プランが進んできたら、収納の量や動きをチェックしてみましょう。

まずは収納の量をチェックします。
前々回で、持ち物の種類と量を確認しているはずですから、
その持ち物を収納する場所と広さを確認します。

設計者に、持ち物ごとにどのあたりに収納を想定しているのか、
聞いてみましょう。
その上で、どれくらいのスペースが余っているのか、確認します。

この余っているペースを確認することも重要で、このスペースが少ないと
将来、物が増えてきた時に倉庫の増築が必要になってしまいます。

上手に物を捨てて、無用な物をリサイクルや捨てたりすることも大切ですが、
本当に必要な物は、子供達が独立したりしない限り、
増えることはあっても、減ることはないのです。


この収納以上に、動線と呼ばれる、
人の動くスペースを確認することも非常に大切です。

特に、収納したり整理する際には、結構広いスペースが必要です。
扉や引出しを開いた状態で物を出し入れする動きのスペースや、
物を一時的に置くスペースがあることを確認する必要があるのです。

この 扉を開いたり、引出しを引き出した状態 という部分を忘れることが
多いのです。

収納しているものを整理したり取り出すためには、
開いた状態での動作が不可欠です。
しかし、開いた状態を考慮していないと、
非常に使いにくい収納になってしまうことも少なくありません。

平面図に扉が開いた状態や引出しを引き出した状態を点線で書き込んでもらい、
その上で動きやすいことを確認しておきましょう。
扉や引出しが途中までしか開かなかったら話になりません。


収納の量は、最低限、現在の持ち物が収納できれば良いでしょう。
上手な収納術など、上手く収納する方法を活用すれば、
実際以上の収納が出来る場合も結構あります。
また、住まいをコンパクトにまとめる為には、
収納部分を適切な面積に抑えることは重要なポイントでもあるのです。
(その場合でも、床下収納や小屋裏収納など、
収納として活用できる部分を有効利用することは大切です。)

動線については、妥協してはいけません。
特に日頃使用する部分の収納が使いにくいと、
常に不満とストレスを抱えてしまいます。
どうしても狭くなってしまう場合には、扉の形状などを工夫しましょう。
(扉の小型化・分割化や引き戸の利用など)


   次回は、住まいのイメージ把握の為に の予定です。


■住まいの情報

今更ながら、建築家と建築士と設計者の違いを説明しましょう。

住まいを設計できる公的な資格は建築士だけです。
日本の資格として住宅(建築物)を設計できる唯一の資格なのです。
現在、1級建築士、2級建築士、木造建築士の3種類に分かれています。

1級建築士はどんな大きさの住まいでも設計が出来ます。
2級建築士は、設計できる住宅の大きさに制限があります。
木造建築士は、大工さんが取得することを前提にしているので、
木造の住宅の設計に制限されます。

資格があるから上手な設計が出来るというわけではありません。
人柄や実力を元に選ぶことが大切です。
ただ、資格がないと設計は出来ませんから、資格の確認は必要でしょう。


次に建築家ですが、実は、これは誰でも名乗れます。
国際的に見れば医者や弁護士に並ぶような権威のある資格なのですが、
日本では資格の名前ではないので、誰でも名乗れてしまうのです。

日本の建築家の集まりとしては、JIA 日本建築家協会、
というものがありますが、建築業界では有名であっても、
一般にはほとんど知られていません。

とはいえ、建築家という名称はデザインや建築に対するこだわりがある人たちが
名乗っていることが多いようです。


設計者は、通常、実際に住宅の設計を行なっている人や
図面を書いている人全体を示します。
設計事務所にいる資格の有無をとわず、設計に携わっている人達を差します。

建築士の代わりに使われることもあるのですが、
より幅広く住宅の設計に携わる人という意味合いがあります。


改めて、建築家と建築士と設計者の違いを見ると、
結構な違いがあることが分かります。

このような呼び方に惑わされないで人を選ぶことが、
上手な住まいづくりのコツといえるでしょう。

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こだわりの住まいを上手に創る バックナンバー集 こだわりの住まいを上手に創る 第0011号

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