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第0011号

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メールマガジン  こだわりの住まいを上手に創る 第0011号  の内容です。

 

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          住まいづくり研究室 メール便

                       第0011号 2008年 9月12日

       住まいづくり研究室   http://www.ie-erabi.com
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このメールマガジンでは、住まいづくりに流れに従い、約1年かけて、
実際の住まいづくりの手順に従った実践形式でお伝えします。

さらに、住まいづくりの為になる情報や建築関係のニュースの中から、
気になるニュースや為になる情報を厳選して掲載します。
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■木造の住まいづくり PART11

今回は 住まいのイメージ把握の為に有効なものをチェックしましょう。

現在、住まいのデザインを確認する際に、最も一般的に利用されるのは、
CGと模型でしょう。


CGは、外観だけでなく内部も見ることが出来るものもあって、
非常に理解しやすいアイテムといえます。

色も本物に近く、かなりリアリティーがあります。
しかし、この中途半端なリアリティーが、
逆に本物との違いが気になるという場合もあるので注意が必要です。

また、視点が自由なので、
ちょっと非現実的な角度から住まいを見ることになる場合もあります。

出来るだけ人の視線に近い位置で見ることが、
CGで住まいを把握する際の大事なポイントといえます。


模型は、CGに比べるとリアリティーがないところが弱点といえます。

しかし、設計者の作りたい部分をしっかり作っていたり、
何度も作り変えたりしているばあいもあるので、
設計者の意図を感じることが出来るという利点もあります。

しかも、住まいの周囲にある建物や敷地を作っていることも多く、
近隣との調和やつながりを検討するには、有利ともいえるのです。


住まいの内部のイメージを把握するにも、CGや模型が役に立ちます。

CGは外見同様に、かなりのリアリティーがあります。
また、外見同様の利点と注意点があります。


模型の場合、内部をしっかりした模型を作る場合と、
平面図と展開図を組み合わせて簡略的に作る方法があります。

リアリティーにかけるのは、外観模型と同様です。
模型の利点は、室内の家具の配置を、自分でいろいろ検討出来る点です。

家具の大きさの箱を作って、模型の中に配置すれば、
家具の配置が検討できます。
特に高さの一緒に考えることが出来るので、
平面図上だけで考えるより立体的なイメージがつかめます。


このように、CGと模型には各々利点があります。
図面だけでなく、CGや模型を見ながら住まいを想像すると、
より的確に住まいのイメージを掴むことが出来るのです。


   次回は、住まいの見積りチェック の予定です。


■住まいの情報

設計事務所としての登録には、
管理建築士と呼ばれる責任者が必要になります。
大きなハウスメーカーや設計事務所などになると、
一人の管理建築士が仕事の全てを把握することは、まず不可能となります。

しかも何か問題が生じると、
管理建築士を変更するだけで済ませてしまうことも多いのです。
こうなると悪かった部分を改善させることも難しくなってしまいます。


そもそも、管理建築士が一人というのは、
小さな設計事務所では上手く機能しますが、
組織が大きくなるとほとんど意味が無い、
書類上の責任者ということになってしまうのです。

この状態は、現在の官僚の無責任状態にも通じる危険なものだといえます。
何しろ、管理建築士となれる者がいっぱいいる組織では、
誰が責任者になっても責任感が薄れてしまうのは、
現在の官僚や社会保険事務所の無責任感覚を見れば、
想像できるのではないでしょうか。

ハウスメーカーや設計事務所の仕事の量によって管理建築士の数を増やし、
物件ごとの責任者をはっきりさせることが、
良い建物作りには欠かせないのです。

新しい確認申請書の書類には、協力設計者を記入する欄がありますが、
構造や設備など大きな外注先や共同設計者などを除いては、
ほとんど記載されていないのが現状です。

登録上だけでは無い、本当の管理建築士を公の書類に記載させることが、
本当の管理建築士の責任としては大切なことだといえるのです。

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