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メールマガジン  こだわりの住まいを上手に創る 第0133号  の内容です。

 

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          住まいづくり研究室 メール便

                       第0133号 2011年07月15日

       住まいづくり研究室   http://www.ie-erabi.com
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     住宅の新築から、リフォームやインテリア選びまで、
    住まいを上手に創り、活用するための情報をお届けします。
       現在のテーマは鉄筋コンクリート住宅つくりです。
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■台風や洪水に強いRC住宅

鉄筋コンクリート住宅は、台風や洪水にも強いとよく言われます。
実際に鉄筋コンクリート住宅では、住まい全体が重くなります。
そこで地震の横揺れに対して強さを計算すると、
台風の風に対する強さよりも、はるかに大きな力が加わることになります。

そこで1〜3階建ての鉄筋コンクリート住宅では、
地震に対する強さを確保するだけで、
台風による強風には自ずと強くなるのです。


ただ鉄筋コンクリート住宅は、建物の構造部分は丈夫なのですが、
窓などの開口部分については、普通の木造住宅とほとんど同じ強さです。

そこで本当に台風に強い鉄筋コンクリート住宅を作りたい場合は、
窓ガラスを丈夫な合わせガラスや防犯ガラスにしたり、
雨戸を取り付けるなど、窓を守る対策を行うことが大切です。

せっかく建物が台風に強くても、
窓部分が弱ければ、効果が薄れてしまいますし、
台風が来たときの不安も残ります。
そこで大きな弱点となる、窓部分を補強することが重要なのです。


鉄筋コンクリート住宅は、洪水にも強いといわれます。
しかしこれも、構造部分に限って言えることです。

鉄筋コンクリートの住宅は重く丈夫なので、
洪水による水で流されたりすることは、まずありません。
その点では、洪水に強いといえるのです。

しかし窓や玄関から侵入する水は、木造住宅より若干減るものの、
入ってくる水は防げません。
室内に洪水による水が浸入すると、汚れたり傷んでしまう点では、
木造住宅とさほど変わらないのです。

平屋の鉄筋コンクリート住宅では、床上浸水するような洪水だと、
居場所がなくなってしまうところも、木造住宅と同じです。

頻繁に洪水が発生する場所では、
1階を庭やピロティーのようなオープンな空間として、
2階を生活空間として利用すると、
洪水による住まいの被害を最小限に抑えることが出来ます。


大洪水になると、2階建ての住宅でも2階の浸水の危険が残ります。
そこで鉄筋コンクリート住宅といえども、
大洪水が起こりそうな場合には、避難することが基本です。

3階建ての鉄筋コンクリート住宅なら、3階部分では生活が出来そうですが、
電気や水道はまず使えませんし、
水が引いてしまうまでの食料の確保などをトータルで考えると、
避難した方が安心なのです。

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