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第0142号

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メールマガジン  こだわりの住まいを上手に創る 第0142号  の内容です。

 

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          住まいづくり研究室 メール便

                       第0142号 2011年09月16日

       住まいづくり研究室   http://www.ie-erabi.com
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     住宅の新築から、リフォームやインテリア選びまで、
    住まいを上手に創り、活用するための情報をお届けします。
       現在のテーマは鉄筋コンクリート住宅つくりです。
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■RC住宅設計のポイント

鉄筋コンクリートの住まいづくりには、
木造住宅とは違ったポイントがいくつかあります。
そのポイントを知っていれば、より良い住まいづくりの役に立ちます。


鉄筋コンクリートの住まいは、壁式構造とラーメン構造に分かれます。
それぞれの特徴は、以前のメールマガジンで紹介しています。
壁式構造の場合は、開口部分の面積や部屋の広さに制限が出やすくなります。

特に横に長く続く窓は作りにくく、
木造では細い柱で支えられる連続窓を、作りにくい場合もあるのです。
そこで窓の広さを求めるよりも、
位置や形状を工夫した窓とすることがポイントとなりそうです。


ラーメン構造の場合は、柱の大きさが一番の弱点といえるでしょう。
40cm角くらいの大きな柱が必要なので、
柱の位置によっては、非常に邪魔となる場合があります。

そこで柱廻りの使い方が重要なポイントとなります。
柱の幅の分だけ収納としたり、棚として利用するなどして、
柱を意識させないような使い方が重要なのです。


コンクリートには熱を蓄えるという特徴もあります。
熱さや冷たさも蓄えてしまうので、
夏の暑さをコンクリートが蓄えてしまうと、冷房が効きにくくなります。
冬の寒さを蓄えてしまうと、暖房が効きにくくなります。

そこでコンクリート部分を室内の温度と同程度に保つ工夫も
ポイントとなります。
コンクリートの外側で断熱を行う、外断熱を採用することが基本なのです。

さらに夏の暑い昼間に住まいを空けるときは、
室内のコンクリートに熱さを蓄えない工夫も必要です。
上手く換気を行ったりして、コンクリートに溜まる熱さを抑えましょう。
理想的には24時間空調がお勧めです。


鉄筋コンクリート住宅は、
コンクリートの特徴を踏まえた住まいの計画が欠かせません。
柱廻りの上手な使い方や、窓の適切な配置で、
コンクリート住宅の弱点を上手くカバーしましょう。

また災害に対する強さという特徴だけでなく、室内環境を快適に保つには、
コンクリートの熱を上手くコントロールすることが大切なのです。

こだわりの住まいを上手に創る バックナンバー集 こだわりの住まいを上手に創る 第0143号

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