住まいづくり研究室、タイトル画像

第0145号

こだわりの住まいを上手に創る

住まいづくり研究室


こだわりの住まいを上手に創る
バックナンバー集


住まいづくり研究室
メールマガジン



住宅新築のはじめに


住宅リフォームはじめに


家づくりの設計と現場


快適さと使いこなし


建物探訪のデザインや
アイデアを活用

テーマ別
住まいづくりのポイント


 

住まいづくり研究室では
一級建築士の管理人が
はじめての住宅取得する際
から上手に使いこなすまで
住宅つくりに役立つ情報を
豊富にわかりやすく紹介

建築家や工務店や
ハウスメーカー選びから
建材設備を選ぶポイント
メンテやインテリアまで
住まいの情報が満載です。

 

 

 

メールマガジン  こだわりの住まいを上手に創る 第0145号  の内容です。

 

■■■■■□□□□−−こだわりの住まいを上手に創る−−□□□□■■■■

          住まいづくり研究室 メール便

                       第0145号 2011年10月07日

       住まいづくり研究室   http://www.ie-erabi.com
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
     住宅の新築から、リフォームやインテリア選びまで、
    住まいを上手に創り、活用するための情報をお届けします。
       現在のテーマは鉄筋コンクリート住宅つくりです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■動線のチェック

住まいを計画する場合、動線と呼ばれる、
人の動くスペースを確認することが大切です。


動線としては、廊下のように家族が通る際に移動するスペースと、
物を収納する際のように、とまって作業するスペースの2つが考えられます。


廊下などの通るスペースとしては、
鉄筋コンクリート住宅の場合には独自の注意点があります。
コンクリート壁の厚みが大きい場合は廊下が全体的に狭くなりがちです。

通常住まいの寸法は、通り芯と呼ばれる壁芯の間の幅で表現するので、
木造と同じ廊下の幅にしてしまうと、
廊下が狭く感じてしまうこともあります。

柱がある部分では廊下の幅が極端に狭くなるので、
この部分にも注意や工夫などが必要となることもあります。


収納したり整理する際には、意外に広いスペースが必要となります。
そこで、扉や引出しを開いた状態で物を出し入れする動作の為のスペースや、
物を一時的に置くスペースがあることを確認することが大切です。

この「扉を開いたり、引出しを引き出した状態」という部分を忘れることが
多いので、住まいを計画する際には注意が必要なのです。

収納しているものを整理したり取り出すためには、
開いた状態での動作が不可欠です。
しかし、開いた状態を考慮していないと、
非常に使いにくい収納になってしまうことも少なくありません。

設計者に平面図を拡大して、
扉が開いた状態や引出しを引き出した状態を点線で書き込んでもらい、
その上で、動きやすいことを確認しておきましょう。
最近は図面をコンピューター上で書くことがほとんどなので、
拡大縮小は簡単にできます。

扉や引出しが途中までしか開かなかったら、非常に使いにくくなります。
そこでしっかりしたチェックが大切なのです。
できれば、開いて整理をしている状態で他の家族が通れると、
より使いやすくなります。


動線については、設計中には分かりにくい部分ですが非常に重要な部分です。
廊下が狭い場合は、歩きにくくなりますし、
ドアレバーに引っかかったりしやすくなります。
さらに、家具を運ぶ際や物を持って移動する際にも、困る可能性もあります。

日頃使用する部分の収納が使いにくいと、
住まいが使いにくくなって、不満とストレスを抱えてしまいます。

もし扉を開くスペースが不足していたら、
扉の形状などを工夫する方法もあります。
扉を小さめに分割したり、引き戸を利用すると、
収納部分のスペースを最小限に抑えられます。

こだわりの住まいを上手に創る バックナンバー集 こだわりの住まいを上手に創る 第0146号

ページトップ

住まいづくり研究室
住まいづくり研究室 アイコン    「住まいづくり研究室」へのリンクは自由です、連絡も必要ありません。

copyright 2011-2016 kazu All Rights Reserved