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第0157号

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メールマガジン  こだわりの住まいを上手に創る 第0157号  の内容です。

 

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          住まいづくり研究室 メール便

                       第0157号 2012年01月06日

       住まいづくり研究室   http://www.ie-erabi.com
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       現在のテーマは鉄筋コンクリート住宅つくりです。
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■工事の完了検査

完了検査には、確認申請に伴う検査や、建築士が行なう完了検査、
さらに建設会社が独自に行なう完了検査などがあります。
これは必要な場合には必ず行なわれるので、意識しないでもいいでしょう。

ポイントは、建て主である、あなたが行なう完了検査です。

建て主による完了検査は、その場で問題点を発見・指摘することは、
かなり難しくなります。

何しろ専門家ではないので、見るべきポイントも分かりにくいですし、
どの程度の状態までが適切な工事なのかなど、判断しにくいものです。

そこで、あなたが行なう完了検査の際には、
写真をたくさん撮ることがお勧めです。
最近のデジタルカメラなら、200枚程度は普通に撮影できるので、
電池がなくなるまで、出来るだけ細かい部分まで写真を撮っておくのです。


その後、入居することになりますが、
結構、新居に傷をつけてしまうことも多くなります。
そこで、この引越しの時につけた傷と、
はじめからついている傷を判断する際にも役に立ちます。

住まいの不都合な部分については、
入居してはじめて気が付くことも多いのです。
そこで傷などの部分については、どの時点で傷があったのか。
完了検査の際に撮影した写真と見比べれば、確実に判断できます。

後で見比べることが出来るように、
出来るだけたくさんの写真を取っておきましょう。
内側や高い場所など細かい部分についても、
漏れなく撮影しておくと、役に立つことがあります。


建具の動きが悪かったり、設備の不良などについては、
入居してから発見しても遅くはありません。

ただ、不都合部分の手直しは早いほど良いので、
入居したら、いろいろな部分を実際に動かしたり詳しくチェックしましょう。
出来るだけ早い時期に悪い部分を発見することが、
スムーズな手直しにつながります。

数ヶ月も経ってしまうと、
不都合の原因が工事業者とあなたのどちらにあるのか、
判断しにくくなるのです。

また、建て主であるあなたに、
完了検査を依頼しないで引き渡そうとする設計者や工事業者には、
ちょっと注意が必要かも知れません。

何しろ、相手に納得させずに引き渡してしまうことは、
後々のトラブルを考えると非常に危険なことなので、
真面目な設計者や工事業者にとっては、怖くてできないことなのです。

そんな時にも、出来るだけ写真をたくさん撮っておいて、
後々発生するかもしれないトラブルの証拠となる画像を、
しっかり保存しておきましょう。
写真撮影の際には、一番画質がいい設定で撮影しておくと、
細かい部分を拡大して確認することも出来ます。

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