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          住まいづくり研究室 メール便

                       第0165号 2012年07月31日

       住まいづくり研究室   http://www.ie-erabi.com
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■住まいのニュース 2012年7月31日

最近はゲリラ豪雨や洪水、竜巻や地震などの自然災害が多く発生しています。
そこで、災害と住まいと敷地について考えてみましょう。

災害の中には、予測できる場合と出来ない場合があります。
予測できる災害の多くは、
住宅の作り方や敷地の選び方で防げることも多いのです。


川沿いの洪水や地震、台風や中程度の津波などの自然災害は、
住まいの作り方や敷地の選び方によって、大きな被害を防ぐことが出来ます。

洪水や中程度までの津波に関しては、過去の資料を調べることが大切です。
東日本大震災の津波に関しても、
過去に津波が来たという資料が残っているところより低いところに
建物が無ければ、津波による被害は大幅に減っていたはずです。

先日の九州で起きた洪水についても、
地すべりしそうな崖の近くに住まいを作ったり、
過去に洪水が起きて護岸工事などされていない敷地が被害を受けています。

長く地元に住んでいる人に聞けば、その敷地に住まいを建てたら、
洪水で流されると知っている場合も少なくありません。
そこで過去に自然災害を経験した敷地に住まいを建てなければ、
自然災害による被害の多くを防ぐことが出来ることになるのです。


地震の揺れについては、現在の基準に適した住まいをしっかり作っていれば、
まず大きな被害は受けません。
ただ壁にひびが入ったり窓が変形するなど、
修理が必要となる被害は発生する可能性があります。
家具の転倒など、室内の被害もあります。
また断水や停電など、設備関係のトラブルは発生する可能性が高くなります。

そこで被害を最小限に抑える地震に強い建物としては、
免震構造の建物があります。
住宅用でも数百万円のコストがかかってしまいますが、
建物自体の揺れを大幅に減らしてくれるので、
建物の被害だけでなく家具の転倒などの被害も減らせます。

また設備の配管も揺れに対応できる作りとなるので、
電気や水道などが地震後でも使える地域であれば、
普通に生活できるという利点があります。

ゲリラ豪雨については、敷地の高さを上げることが効果的です。
道路が水であふれても、敷地に水が入らなければ被害を受けずに済みます。
基礎の高さを上げただけでは、床下浸水してしまうと掃除が必要となるので、
建物が建っている敷地全体を高くすることが効果的なのです。


竜巻については、強い竜巻に関しては地下室を作るしかありません。
軽い木造の建物は、強力な竜巻では持ち上げられてしまいます。
また丈夫な鉄筋コンクリートの住まいでも窓の部分はそれほど強くないので、
強力な竜巻に襲われると、ガラスが割れて室内が危険になってしまいます。

予測を大きく越える大津波に対しては、逃げるしかありません。
そこで大津波が届かない敷地や逃げやすい敷地を選ぶことが、
唯一の対処法となりそうです。


自然災害に強い住まいづくりは、
過去に自然災害が発生していない敷地を選ぶことが一番の基本です。
せっかく長期優良住宅や200年住宅など長持ちする住まいを建てても、
自然災害で壊されてしまっては水の泡です。

そこで、自然災害の経験がない敷地を選ぶことが大切なのです。
その上で災害に強い住まいづくりをすることで、
本当に長く使えて長く住める住宅を作ることが出来るのです。

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