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          住まいづくり研究室 メール便

                       第0168号 2012年12月01日

       住まいづくり研究室   http://www.ie-erabi.com
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■住まいのニュース 2012年12月01日

透湿防水シートの裏面に、
発泡ウレタンなどの現場発泡断熱材を直接吹き付ける工法は
隙間無く断熱材を入れることができ、採用されることが多くなっています。

しかしこの施工法は、透湿防水シートを圧迫することで、
透湿防水シートの性能・品質が低下したり、
外壁通気工法の通気層を阻害する危険がある
といったトラブルの可能性が指摘されています。

発泡する力が大きいので、透湿防水シートを圧迫、
シートが伸びて性能が低下したり、通気層を阻害したり、
隙間から柱などに断熱材が回りこむことで通気が無くなり、
トラブルを発生するようです。

そこで透湿防水シートの裏面に、現場発泡断熱材を直接吹き付ける工法では、
シートの取付強度を増したり、支持材を多くするなど、
シートの変形を無くす施工の工夫が必要となります。

また工事後にシートの状況を確認、
問題があれば工事をやり直すことも大切なチェック項目となりそうです。
現場発泡断熱材は高性能で便利な断熱材ですが、
使い方には工夫と細心の注意が必要となるのです。


2012年度グッドデザイン金賞に、福島県の仮設住宅と
仙台市と釜石市に設置された みんなの家 が選ばれました。
グッドデザインに大量生産の規格住宅以外の建物が選ばれることは珍しく、
大震災からの復興に対する注目度の高さが伺えるところです。

福島県の仮設住宅は、仮設住宅としては珍しい木板仕上げの外観が特徴です。
断熱性を備える木材をログハウス型式で使用することで、
工事期間が短く、温かみを感じられる仮設住宅を実現しています。
さらに将来的には移築して、
本来の住まいとしても活用できる柔軟さも備えているようです。

みんなの家は、日本の有名建築家が結集して建てた、
日常的な集まりや待合わせの場や、
祭りや復興の打合せなど特別なイベントに利用される建物です。
熊本アートポリスに関係していることで、
著名な建築家が集まることになったようです。

こちらの建物も木の仕上げが特徴で、
在来工法ながら木を魅せるデザインを採用しています。

やはり仮設住宅とはいえ、数年の間生活する空間なので、
落ち着いて温かい生活ができることが大切でしょう。
そんな仮設住宅の暮らしやすさを高める点で、
今回のグッドデザイン金賞の受賞は、将来的にも効果が期待できそうです。

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