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メールマガジン  こだわりの住まいを上手に創る 第0180号  の内容です。

 

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          住まいづくり研究室 メール便

                       第0180号 2014年03月01日

       住まいづくり研究室   http://www.ie-erabi.com
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     現在は、住まい関係のニュースをお伝えしています。
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■住まいのニュース 2014年03月01日

平成25年10月1日から、改正省エネルギー法が施行されました。
平成27年3月31日まで経過措置が取られるので、
今すぐ必須というわけではないのですが、
基準に適合させる必要がある、
300平米以上の住宅を建てる際には注意が必要です。

現在でも300平米以上の広さの住宅を作る際には、
省エネルギー法に適合させることが必要でした。
その基準となる計算方法が、大きく変更されたのです。

改正省エネルギー法の変更ポイントは、
一次エネルギー消費量 という指標を取り入れた点です。
住まいの中で使われる(消費される)エネルギーの総量を計算、
その計算結果が、
基準となるエネルギー総量よりも低くなることが要求されるのです。


算定には独立行政法人建築研究所のホームページに掲載されている、
一次エネルギー消費量算定プログラム を使うのが便利です。
従来の省エネルギー計算と比べると、
外壁や窓の入力については若干手間がかかりますが、
床面積、居住人数、部屋の種類などが考慮されるので、
より精度の高い計算が期待出来ます。

外皮については、外気と同じような温度環境となる通気層より内側の
断熱材や仕上げ材から熱が逃げる割合(熱貫流率・一覧表有り)を計算。
窓については窓ガラス(一覧表有り)又はサッシの熱貫流率と、
庇による日射の取得率(庇の出や窓の高さなどの入力から自動計算)
などを入力することで計算します。

設備についても、より実用的な選択肢となり、
冷暖房や換気、照明や給湯設備や発電などの各項目について、
幾つかの選択肢から選ぶ(又は数値を入れる)ことで自動計算されます。


この住まいで消費するエネルギーを減らすポイントは、
窓と換気扇と照明です。

窓はペアガラスの使用はもちろん、
樹脂サッシや適度な奥行きの庇を使うことで、
窓部分から出入する熱を大幅に減らすことが出来ます。
また結露が少なくなったり、室内全体の温度が均一になりやすいなど、
快適さも高まるので、コストも掛かりますが大きなポイントとなります。

換気扇については、消費電力と換気量をきちんと計算することで、
機器の変更無し(コストが掛からず)に、
計算上の消費エネルギーを結構減らすことができます。

照明機器では、白熱電球を使わないことです。
選択肢で白熱電球を使わないを選ぶと、消費エネルギーが結構減ります。


改正省エネルギー法は、300平米以上の住宅では基準を満たすことが必要です。
今回の改正で、使いやすい計算プログラムが公開され、
比較的簡単に住まいの省エネルギー性能を計算することが可能となりました。

そこで計算が必要とされない一般的な大きさの住まいであっても、
新しい改正省エネルギー法で住宅の消費エネルギー量を計算することで、
光熱費を減らした快適な住まいとする為の、
大切な指標として活用できるのです。

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