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ツーバイフォー住宅の天井・屋根の作り方は、トラス構造と呼ばれる3角形を作ることが基本となります。
天井を支える天井根太と屋根を支えるたるきで、3角形をつくります。

屋根構成1

たるき方式と屋根ばり方式の違いは、屋根の頂点部分である棟の支え方です。
屋根ばり方式は、屋根の流れが長い場合に使用されますが、屋根ばりを404材やたて枠で支える必要があります。
たるき方式は、屋根の流れの長さ(垂木の長さ)が比較的短い場合に使用します。

たるき方式のたるきや天井根太には、204から212までの材料が使用され、材料の間隔は650mm以内とする必要があります。
一般的に材料の大きさや間隔は、スパン表に掲載されている仕様に沿って決定します。

むなぎ板は、たるきよりワンサイズ大きい材料を使用します。
ころび止めは、たるきに208以上の材料を使用する場合に必要となります。
屋根と天井を構成する構造材料に直接構造用合板や石膏ボードなどを貼るので、非常に合理的なつくりとなります。

屋根ばり方式は、基本的なつくりはたるき方式と同様ですが、屋根ばりでたるきを支えている点が大きなポイントです。

このほかにも、本格的なトラスを作るトラス方式や、在来工法の木造のように束と屋根ばり(母屋)で構成する束建て方式など、いくつかの作り方があります。


片流れの屋根で勾配天井とする場合は、下図のように作ります。

屋根構成2

たるきのみで屋根と天井を支えるのが特徴で、水上側(壁が高い側)のたて枠に長い材料を使用することがポイントです。
陸屋根の場合も同様な作りとなり、たるき上に木片を載せることで水勾配(水が流れる為の微妙な傾き)を作ります。

片流れ屋根で平らな天井を作る場合には、天井根太が入ります。
たて枠は天井根太の高さでつくり、その上に小壁を作ることでたるきを支えます。


屋根には色々な形が考えられますが、スパン表に準じた構成以外の作り方をすると構造計算が必要です。
また寄棟屋根や入母屋屋根の場合は、屋根が折れ曲がる部分の作り方が重要なポイントとなります。
この場合の作り方は、仕様書にも記載されています。
屋根や天井の仕上については、在来木造において野地板や天井ボードを貼った状態と同じなので、その上に防水や天井仕上を行います。

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住まいづくり研究室                            2012年10月4日更新
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