キッチン用のタッチレス水栓は、水流のオンとオフをセンサーで行なう水栓です。
汚れている手でレバーなどの操作部分に触れる必要が無いために、操作部分が汚れにくいという特徴があります。
確かに清潔で、手がふさがっていても水を出せる便利さがあります。
しかし、誤操作の可能性があることと、水量調整の為には2度手間になる点が気になります。
手がふさがった状態で操作するにも、その手をセンサーがある上部に上げる必要があります。
水が必要な際に水量を調整することも多いのですが、その為には水栓をオンにした上で、水量調整レバーの操作が必要となります。
節水効果もあるようですが、操作が楽しく感じるはじめの間が主になりそうで、操作に慣れてくると、二度手間分や誤作動で相殺されるのではないでしょうか。
このように考えると、特徴は、汚れた手でレバーを触らなくてすむという点に限られそうです。
水量調整などは、普通のレバー式水栓のほうが簡単なのです。
その他にも、ハンドシャワーとして使えるホース引出し機能、手元を照らす手元ライト、水ハネを低減したスポット微細シャワー機能などがあります。
手元ライト以外は他のグレードが高い水栓でも装備されている機能でありますが、こちらの機能の方が より魅力的に感じます。
ただ、手元ライトについては、オフに出来ない仕様なので、エコロジーの為にもオフに出来るスイッチが欲しい気がします。
実際にキッチンで水を使う動作を想像してみると、水を出す動作だけでなく、水量や水の向きなどを変える操作も多いことを感じるのではないでしょうか。
そのような動作を考え合わせると、清潔さに対しても半端な状態とも言えますし、操作が増える可能性すらあるのです。
使用する人の使い方次第で評価が異なり、手を触れずに水を出すことに利点が多い人と、余計なお世話と感じる人に分かれる気がします。
製品例:ナビッシュ