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ペットの為の住まいづくりでは、ペットが滑りにくい床仕上とすることも大切です。

ペットの足は、硬いフローリングなどの上で生活しやすいような作りにはなっていません。
床面が固すぎると滑って上手く歩けないだけでなく、ペットのツメや足を痛める原因ともなりかねません。
床には適度なクッション性が必要で、普段の乾いた状態だけでなく、床が濡れたときでも滑りにくいことも大切なのです。
また同時に、掃除のしやすさや耐久性も要求されます。

では、ペットに適した床材はどんなものでしょうか。
カーペットは柔らかく滑りにくいので、一見良さそうです。
しかし、ホコリやゴミが溜まりやすく、衛生面や掃除などの面ではデメリットとなります。
特に濡れてしまうと溜まっているゴミなどが悪臭を放つ場合もあるので、そうならないための掃除やメンテナンスは かなり大変です。

フローリングでは、柔らかい材質である杉材や桧材の厚みのある無垢の床板がお勧めです。
下地に合板を使用しない使い方が、より特徴を活かすポイントといえます。
ツメで傷がつきやすい点は欠点ですが、適度に柔らかいのでペットの負担は減らせます。
掃除を行ないやすいので、衛生面でも有利です。

塩ビシートの床は、普通の状態では滑りにくく、傷も目立たないので便利な材料といえます。
しかし、濡れてしまうとかなり滑りやすくなる点とペットのツメなどの為に傷みやすくなる点が弱点です。
塩ビシートを使用する場合は、耐久性が高く濡れても滑りにくいタイプの材料を選ぶことがポイントといえるでしょう。

畳はお勧めできません。
いらなくなった畳を使用すればコストはかかりませんが、畳表がツメなどで削られて散らばってしまいます。
ペットのベッドとして使用するのは面白い使い方といえますが、普通に活動する部屋の床としては畳表が散らばる欠点が致命的です。

コルクタイルはクッション性があるので、ペットには適しているといえるでしょう。
濡れても滑りにくく掃除もしやすいのですが、コルクの傷みが早くなることが予想される点が欠点といえそうです。

タイルやコンクリート床は、硬さと冷たさが問題となる場合があります。
掃除がしやすく傷が付きにくいので、メンテナンス面では有利といえます。
また滑りにくさではフローリングより有利といえますが、フローリング以上に硬い点が、ペットの負担となります。
さらに、タイルやコンクリート面は冬季に冷たさを感じる場合も多いので、その上を直接ペットのベッドにすることは避けたいところです。
通常の生活空間としても、暖房が入っていない時間が長くなると冷たくなってしまうので、注意が必要でしょう。


ペットの為に良い床は、柔らかい材質で厚みのある無垢のフローリングといえそうです。
傷が目立つ点以外では大きな欠点がなく、冷たさを感じることも少ないのでお勧めなのです。

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住まいづくり研究室                            2012年8月30日更新
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