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浴室の設備を考える場合、浴槽関係の設備とシャワーや水栓関係、そして暖房や換気関係の設備の3つを考える必要があります。


まず浴槽関係については、浴槽自体の材質や耐久性や質感などは、ほとんどコストに比例しています。
そこで、コストとのバランスを考えて選ぶことが大切です。
ジェットバスは動作時にかなり大きな音が発生するので、住宅地での深夜の使用には問題が出る場合もあります。
また設備の配置や住宅の防音性能によっては、室内にも動作音が入ってくるので、設置方法にも注意が必要となるのです。


24時間風呂は、一時期問題にもなったようにレジオネラ菌の増殖などの不安が未だに残っています。
また、常にお湯の温度を保つ為にかなりのエネルギーが必要なので、節水分以上にお湯を作るエネルギーが必要となります。
レジオネラ菌の不安がない殺菌能力の高いタイプの機器は、メンテナンス面でもかなりのコストが掛かります。

ですから無理に24時間風呂を設置するより、残り湯を有効に利用する方が省エネなどの役に立ちそうです。
特に温かい残り湯で洗濯すると汚れが落ちやすいので、ポンプで浴槽から洗濯機にお湯を汲み出しやすい配置にする方がより有効ではないでしょうか。


シャワーや水栓関係では、シャワーヘッドは色々な物があるので、あなたや家族の好みや用途に合った製品を選びましょう。
シャワーヘッドの変更にはあまりコストは掛からない場合が多いので、標準品より好みのものを選ぶ方が満足できます。

ボディーシャワーを取り付ける場合、頭を洗いにくい作りとなっていますし風呂の掃除などには使えないので、別にシャワー水栓を取り付けることになります。


シャワー水栓に関しては、2ハンドル水栓よりサーモスタット付水栓の方が温度調節が簡単なので便利です。
定量止水はお湯のあふれ防止には有効なのですが、お湯を入れたまま忘れていて時間が経ち(お湯を止めるという意識がなくなるので忘れやすくなります)、入るときには冷めていたということもありますので注意が必要でしょう。
給湯器に備わる定量お湯はりの方が、音で知らせてくれるのでわかりやすいでしょう。


浴室暖房については、浴室や脱衣室は湿気が多いので専用の暖房機器を使う必要があります。
一般の暖房機器を取り付けると、トラブルの原因にもなります。

そして、浴室暖房は必要性を考えましょう。
実際に入浴する場合は浴室より脱衣室のほうが寒い場合がほとんどとなるので、浴室暖房より脱衣室の暖房を優先するべきなのです。

また浴室が寒かったら、壁にお湯をかけてやるだけでもかなり暖かくなります。
更に寒い朝にも洗面脱衣室に暖房があるほうが便利ですから、洗面脱衣室の暖房を優先しましょう。
入浴後の浴室の乾燥は、換気扇に任せるべきです。


換気扇については、給気側の空気の温度に注意です。
夏場は出来るだけ冷たい空気を取り入れたいですし、冬場は逆に出来るだけ暖かい空気を取り入れたくなります。
浴室では同時給排気の熱交換型換気扇はあまり有効に働きませんので、どうしても給気と排気を離して別々にする必要があります。

ここは使いこなしで、冬場は入浴中のみ換気扇と給気口を閉じる事が有効です。
入浴が終わった後に換気を行って、浴室をしっかり乾かしましょう。
他の部屋が乾燥しすぎている場合は、浴室のドアを開けておけば加湿器代わりにもなります。
夏場は、入浴中から給気口と換気扇を最大限に活用しましょう。


浴室の設備機器選びのポイントは、使いこなしで出来ることと設備でしか出来ないことを考えて選択することです。
必要のない機能は住まいのコストが高くなるだけでなく、トラブルの原因にもなるので要注意なのです。

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住まいづくり研究室                            2012年10月15日更新
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