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物件153 家の半分が台所の家

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劇的!ビフォーアフター 物件153 家の半分が台所の家 で出てきたアイデアをチェックしましょう。

 

今回は1階が元店舗の住宅です。
2階が外部からしかつながらない独立した作りなので、使いにくそうです。
狭い中で階段をどう処理するのかがポイントとなります。

構造部分はかなりしっかりしています。
ただ、外壁がセメントレンガで重いので、柱をそわせる補強と梁を補強です。
さらに内部に構造用合板を貼ることで、かなりの補強となりました。
元々の良さもあって、今回は安心できる補強ですね。

階段部分を室内にしました。
木の枠にガラスで明るさ確保はいいのですが、雨漏れが心配な作りです。
踏み板まで木に変えて、やさしい階段となります。
この面積なら増築扱いにはならないはずです。

壁を新設した部分は、古いセメントレンガの再利用です。
グラスファイバーで脱落防止のアイデアは面白いのですが、1階の一部分だけでは効果がほとんどないでしょう。
2階部分にこそ欲しい補強です。(2階にも貼り付けたのかな?)
防水を兼ねた断熱塗料の塗装は、セメントレンガ向きともいえそうですね。

机の上に昔の3段ベッドを再利用して使っています。
面白い作りですが、設計者でも頭がぎりぎりですから、子供の成長次第では頭がぶつかりそう・・。
スライド機能は便利さもありますが、危険や故障の原因にもなります。

階段部分のコの字型の棚は、穴あきのセメントブロックを上手く使ったアイデアです。
こんな遊びがあると、生活空間が楽しくなりますね。
差し込み部分に色を塗ることで、外部にはカラフルな壁面が出来上がります。

アプローチはシンプルながら、石だたみとちょっとした植栽で、気持ちのいいスペースになりました。
鏡と一体になった靴箱は、非常にスッキリしています。
このあたりは設計者のこだわりですね。

1階が家族の寝室になりました。
男女各2人で仕切れる作りで、下手に4人の個室を作るよりも、広さを確保しています。

浴室に昔の喫茶店のカウンターを再利用です。
とはいえ防水処理やカラーの為に、ほとんど原形をとどめていません。
ちょっと無理した再利用という印象です。

キッチン部分は、昔の喫茶店のキッチン周りを再利用、元々しっかりした作りなので、再利用の甲斐があります。
ただこの設計者は白が好きですね、懐かしさや作りの良さが半減してしまうだけに、白色で塗ってしまうのはちょっと微妙な感じです。

タタミのスペース奥の収納の、扉の取っ手周りの丸太を並べたデザインは面白いですね。
昔の水周りの空間が、そのまま収納となっています。

2階には定番のロフトつきです。
タタミスペースの上を効果的に活用しています。
リビング部分は天井が高いので、開放感をキープしているところがポイントですね。


今回のリフォームは、安心してみていられました。
しっかりした補強や、大胆な空間の変更など、現実的なリフォームのお手本です。
デザイン的には、現代風でシンプルを狙っているところが、好き嫌いがあるかもしれません。
とはいえ空間の配置や各部分のアイデアには、参考になるものが多かったリフォームといえるでしょう。

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