劇的!ビフォーアフター 物件188 つっかい棒で戸締りする家 で出てきたアイデアをチェックしましょう。
今回の物件188 つっかい棒で戸締りする家 は、築200年にもなる古い民家のリフォームです。
民宿として使われていた時期もあったので、かなり立派な佇まいですが、傷みも激しい状態です。
古民家らしく、隙間風や水廻りの使いにくさも目立ちます。
予算は豊富ですが相当広いので、どこまで割り切ってリフォームコストを減らすのか、という点がポイントとなりそうです。
また使える材料がどのくらい残っているのか、という点にも注目でしょう。
保管しておく部分をチェックして、増築部分の不要で危険な部分を撤去。
さらに解体が進むと、神社のお札がたくさん入った俵が見つかりました。
昔ながらの心もこもった住まいであることが分かる部分ですね。
解体が済むと、なんと大黒柱が途中で切られ、中央の丸太梁の支えとして貧弱な補強がされていました。
民宿にする際の無理な改築が原因だったようです。
巨大はスズメバチの巣や文字が見えなくなった板を発見です。
幸い蜂はいなかったので撤去、板は設計者が大事に持ち帰りました。
解体中に見つかった手板を分析すると、昔の間取りや改修工事が分かる図面や棟梁の名前が記載されていました。
大きな改修や柱の位置が分かり、補強計画の参考とするようです。
基礎を鉄筋コンクリートでしっかり補強し、丸太梁部分も受梁をつけて補強します。
大黒柱も本来の高さまで伸ばして、構造的にはしかり補強が行われました。
床下を20cmほど下げ、床下には湿気対策の炭を敷きこんでいます。
窓はペアガラスのアルミサッシに変更、さらにボード系の断熱材で本格的な外断熱を実現、最新でハイレベルの断熱性能を確保しました。
外断熱とした割にはペアガラスのみとなるサッシ部分の断熱性能が気になるところですが、比較的断熱性能がある障子などを追加する考えなのかもしれません。
加えて温水式床暖房も設置しています。
吹抜を復元して中庭を設置するなど、広い住まいの中央部分にも光を取り入れる工夫を取り入れました。
昔のプランの良い部分が、しっかり復活されたかたちです。
床を20cmほど下げることで、建具の高さや天井高さを確保しています。
リフォームの家族は、同じ街のリニューアルされた旅館に宿泊です。
今回同様に築100年の旅館を今回の設計者がリニューアルした建物に宿泊して、今回のリフォームの雰囲気を掴む目的のようです。
素材の使い方や景色の見せ方など、手馴れた感じですね。
各部分の高さが、座った時の視線でまとめられています。
家族が入浴して くつろぐシーンが映りつつ、今回はここで終了です。
珍しく2回に分けての放送となるようです。
劇的!ビフォーアフター 物件188 つっかい棒で戸締りする家 は、珍しく2回に分けての放送となりました。
実際のリフォームについてはまだ分かりませんが、構造部分の補強や断熱性能の向上などについては、手馴れた堅実さが見られました。
次回のリフォーム内容の紹介にも、期待が持てそうです。