メールマガジン こだわりの住まいを上手に創る 第0134号 の内容です。
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住まいづくり研究室 メール便
第0134号 2011年07月22日
住まいづくり研究室 http://www.ie-erabi.com
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住宅の新築から、リフォームやインテリア選びまで、
住まいを上手に創り、活用するための情報をお届けします。
現在のテーマは鉄筋コンクリート住宅つくりです。
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■RC住宅は津波にも強い?
鉄筋コンクリート住宅は、津波に強い印象があります。
今回の大震災の後の大津波でも、
鉄筋コンクリートの建物の多くが、外形は残りました。
しかし、残った鉄筋コンクリートの建物を見ると、
窓が枠ごと破壊され、住まいの中身も土砂や瓦礫でめちゃくちゃです。
中に人がいても、まず助からないと感じられるほどの状態なのです。
確かに鉄筋コンクリート住宅は、大きな津波でもコンクリート部分は残ります。
いくつか倒した鉄筋コンクリートの建物もありましたが、
大きく流されてはいません。
しかし大きな津波は、窓を枠ごと破壊しますし、
そこから水や瓦礫が侵入するので、
使える状態で残ることは、まずありません。
特に2,3階建てとなる住宅では、
津波の高さと建物の高さが同じくらいになるので、
建物全体が水没してしまうのです。
そこで、地震に強い鉄筋コンクリート住宅でも、
津波の危険がある地域に建てた場合は、
津波警報が発せられた場合は、確実な避難が必要なのです。
津波による被害が予想される地域に住まいを建てる場合は、
歩いて10分ほどの距離に、安全に避難できる場所があることが大切です。
地震のすぐ後に津波が来ることも多く、
地震による被害で、道路が車で走れないことも考えられます。
また一度にたくさんの車で逃げようとすると、渋滞で身動きが取れません。
そこで歩いて逃げられる距離に、
安全に避難できる高台や丈夫な建物がある敷地を選ぶ必要があるのです。
鉄筋コンクリート住宅は、確かにコンクリート部分は津波に強くなります。
しかし窓から海水が侵入して水没することになるので、
2,3階くらいの高さの住宅は、安全ではないのです。
そこで近くに歩いて避難できる場所があることが重要なのです。