メールマガジン こだわりの住まいを上手に創る 第0162号 の内容です。
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住まいづくり研究室 メール便
第0162号 2012年04月30日
住まいづくり研究室 http://www.ie-erabi.com
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住宅の新築から、リフォームやインテリア選びまで、
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現在は、住まい関係のニュースをお伝えしています。
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■住まいのニュース 2012年4月30日
4月27日の国土交通省発表の建築着工統計調査報告によると、
2012年3月の新設住宅着工戸数は、
前年同月比で5.0%増の約6万戸となり、
先月から続いて2か月連続の増加となりました。
震災からの復興による増加が主な要因ですが、
私のように、住宅に携わるものとしてはうれしいところです。
ただこの増加は、貸家や分譲住宅の増加が主で、
持ち家の着工件数は減少しているところが、ちょっと微妙なところです。
大津波後の代替地が決まっていない地域も多く、
さらに原発の放射能汚染で帰れない地域も多いので、
持ち家を建てる土地が無い状況ともいえます。
また分譲マンションの増加については、
津波の際にも上の階に逃げれば助かる可能性が高いという点もありそうです。
また宮城では新設住宅着工戸数が約78%の増加と、
本格的に復興が始まっているともいえそうな状態です。
こうなると地元の工務店だけでは人手が足りないので、
県外の工務店やハウスメーカーが参入してくることになります。
この時に注意すべきは、宮城よりも雪が少ない地域の工務店は、
雪対策の実績に乏しい可能性があるという点です。
寒さ対策は断熱材の厚みを増すことで比較的楽に対応できますが、
雪が積もることに対する対策は、経験が大きなポイントとなります。
全国展開のハウスメーカーであれば、雪対策も実績やデータがあります。
しかし地方のハウスメーカーや工務店では、
雪に対する住まいの対策が弱点となることも考えられます。
そこで工務店を選ぶ際には、
住まいを建てる地域を良く知っている工務店を選ぶべきなのです。