メールマガジン こだわりの住まいを上手に創る 第0171号 の内容です。
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住まいづくり研究室 メール便
第0171号 2013年03月01日
住まいづくり研究室 http://www.ie-erabi.com
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住宅の新築から、リフォームやインテリア選びまで、
住まいを上手に創り、活用するための情報をお届けします。
現在は、住まい関係のニュースをお伝えしています。
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■住まいのニュース 2013年03月01日
2012年の新設住宅着工戸数が対前年比で5.8%増となり、
3年連続で前年の戸数を上回りました。
特に東日本大震災の被災地に当たる岩手や宮城の増加率が大きくなっています。
しかし前年の戸数を下回った県も12箇所あり、
東日本大震災の復興が一段落すると、
新築住宅の着工件数は大きく下がることが予想されます。
今後は中古住宅や住宅リフォームに対する支援の政策が盛り込まれる予定です。
そこで東北地方での復興の為の新築物件と、
それ以外の地域でのリフォーム物件の増加の
2つに大きな流れに日本国内が分かれそうな雰囲気なのです。
ここで住宅リフォームが中心になると、
残すべき住まいと作り直した方が良い住まいの見極めが重要となります。
住まいに大きな思い入れなどがあれば、
よほど悪い状態で無い限りはリフォームとなるでしょう。
ですが快適な住まいを入手する手段としては、
新築に立て直すだけでなく、
中古住宅を買って本格的なリフォームを行うことも、
大きな選択肢に入ってくるのです。
当メールマガジンの第160号で予想した以上に、
地上デジタル放送が東京スカイツリーに変わる際の影響が
大きくなりそうな状況です。
こだわりの住まいを上手に創る 第0160号
http://www.ie-erabi.com./mel/2012/k160.html
放送電波の発送地点が変わることで、
アンテナの向きを変えるだけでは映像が映らない地域が発生します。
ビルや山などの影になる地域が変わってしまうので、
電波が届かない地域も変わってしまうという問題が発生するのです。
これは高い建物を建てる際に、テレビ電波の障害が発生する地域を調査し、
テレビの映りが悪くなる地域に対して、
高い建物を建てる際に対策を行っていることを考えれば(知ってさえいれば)、
容易に予想できたはずです。
これまで普通に電波が届いていた地域に電波が届かなくなると、
大きな社会問題にも発展しかねません。
改めて、なぜ東京スカイツリーからの電波の発送と地上デジタル化への移行
を同時に行わなかったのか、強く疑問を感じるところです。
地上デジタルに変換する際に対策を行えば、
混乱や対策にかかる費用は必要最小限に抑えられたはずだったのです。
現在テレビが綺麗に写っている住まいでも、
東京スカイツリーから送信される電波が受信できるのか、
早い時期にしっかり確認して、
受信できない場合は早めに対策を行いましょう。