メールマガジン こだわりの住まいを上手に創る 第0181号 の内容です。
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住まいづくり研究室 メール便
第0181号 2014年05月01日
住まいづくり研究室 http://www.ie-erabi.com
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住宅の新築から、リフォームやインテリア選びまで、
住まいを上手に創り、活用するための情報をお届けします。
現在は、住まい関係のニュースをお伝えしています。
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■住まいのニュース 2014年05月01日
住宅のゼロ・エネルギー化を推進する2014年度の補助事業の公募が、
4月21日に始まりました。
住宅内で作り出す年間エネルギーと住宅内で使用する年間エネルギーを合計し、
おおむねゼロとなるゼロ・エネルギー住宅に対する支援です。
中小工務店を対象とする国土交通省による補助と、
住宅の建て主や所有者を対象とする経済産業省による補助の2種類があります。
公募期間はいずれも6月6日までです。
国土交通省の「住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」による
補助の上限は165万円。
直近3年間(11~13年度)の年間平均新築住宅供給戸数が50戸未満である
中小工務店に向けた補助事業です。
建て売り住宅や賃貸住宅も対象となり、改修工事も対象となります。
1事業者当たりの補助は3戸までと制限があり、
1戸あたりの補助金は対象費用の2分の1以内で、
住宅1戸当たりの補助額は上限165万円と少な目になるという弱点はありますが、
建売や賃貸住宅でも利用できるところが特徴です。
経産省の「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業」による
補助金額は、対象費用の2分の1以内で上限が350万円。
新築専用住宅の建て主、または既存専用住宅の所有者に向けた補助事業です。
共に公募期限は2014年6月6日まで、交付の決定が7月下旬、
工事期間は2014年12月末までと、
新築の場合は工事期間が厳しくなることが予想されます。
そこで、交付決定までに設計を完了しておくべきでしょう。
具体的には、太陽光発電や太陽熱温水器(ソーラーシステム)など、
エネルギーを生み出す設備を住宅に設置したうえで、
断熱性能や空調など設備機器の効率を高めることで、
住宅内で消費するエネルギーよりも、
多くのエネルギーを作り出すことが必要です。
また、売電や補助金がある太陽光発電(燃料電池や蓄電池も)
の設置費用については、補助の対象費用とならない点に注意が必要です。
LIXILは、4月1日に熱交換の効率を高めた換気ユニット「エコエア90」
の発売を開始しました。
従来は60パーセント台程度だった熱回収率が90パーセントと非常に高効率で、
微小粒子状物質PM2.5の除去フィルターもオプションで追加できます。
高効率換気ユニットの割にはサイズが小さい点もポイントで、
床下や天井裏にも設置できるサイズに抑えられています。
冷暖房のエネリギーを無駄にしないので、
省エネルギーやゼロエネルギー住宅に最適な換気ユニットとなりそうです。