劇的!ビフォーアフター アフターアフターSPⅢ で出てきたアイデアをチェックしましょう。
一つ目は、10坪平屋の狭小住宅リフォームのアフターです。
7年が経過しましたが、外観は結構きれいに保たれています。
プランターが増えて、なかなか上手く使われているようです。
なんと玄関からの視界を遮る目隠し戸を、自分たちで作ってしまうほど、愛着を持って使われています。
物干しにも使われる浴室が一日中湿っている状態のようで、壁にかなりのカビが生えてしまっています。
そこで設計者は、ドライバーを使って、カビをこすり落とします。
目地を削ってしまうので、目地が傷んでしまうという欠点はありますが、確実に落とすことが出来るという長所もあります。
普段は漂白系のカビ取り材を使用して、目立ってきたらこすり落とすのが良い方法といえるでしょう。
頻繁にこすってしまうと、目地の補修が必要となります。
上手に使われているので、ほとんど手直しの余地が無い、上手な使い方をされているのが印象的でした。
二つ目は、地下状の水廻りを持つ住宅リフォームのアフターです。
4年が経過し、不要になったはず?のベビーベッドなどの活用法が気になる住まいといえそうです。
まだ4年なので、外見で木の色がしっかりした以外は、綺麗さをキープしています。
子供が増えて、ベビーベッドも もうしばらくは必要ですね。
室内では、子供のいたずらで傷んでしまったところが気になります。
はしゃぐ子供がおちないベッドにしたら、収納や勝手口が使いにくくなってしまっています。
大きくなった子供の対策が必要な状態のようです。
そこで設計者保有の間仕切扉を運び出し、ベッド部分を仕切って転落防止に活用です。
通路を確保して、収納や勝手口を使えるように変更です。
便利なパネルなので、市販しても良さそうな完成度といえます。
さらにいたずらで剥がされた壁には、コルクタイルを張って補修。
確かに、子供が大きくなってから、改めてきちんと補修するほうが効率的です。
階段部分の子供の目印タイルに3人目を追加、細やかな気遣いがうれしいところですね。
子供の成長に応じて、住まいに手を加えることの大切さがわかるアフターでした。
三つ目は、2軒を1つにつないだ住宅リフォームのアフターです。
7年が経過し、つなぎ目部分が気になる住まいです。
正面から見る外観は、ほとんど傷みは見られず綺麗です。
室内は夏と冬でカーペットやクッションを換えるという、コダワリの使いこなしです。
屋根まで掃除するという、手の加え方に感動ですね。
しかしサンルームが物置となってしまっています。
非常にもったいない使い方なのですが、設計者は、さらに使いやすい納戸とすることを決定。
棚板を増やすことで、使いやすい納戸になりました。
これは普通の住まいでも、日曜大工で作れます。
トップライトには光を遮る可動の日よけも設置、用途に合わせて、上手く調整しましたね。
今回のアフターアフターは、住まいに愛着を持ちつつ、上手く使うことの大切さを教えてくれました。
良い住まいはちょっとした手を加えるだけで、家族の変化にも上手く対応できるのです。
そのアイデアをくれる設計者と良い付き合いを保つことが、住まいの使いやすさを常にキープするポイントなのです。