劇的!ビフォーアフター 物件157 タンスに押し潰される家 で出てきたアイデアをチェックしましょう。
物や家具が一杯で、身動きが取れないくらいの住まいのリフォームです。
建坪が7坪しかないので、効率よい収納をつくることがポイントとなりそうです。
構造部分が20数年前の作り、1981年以降の耐震基準らしく健全なので、内部の改修が中心となるようです。
キッチンと洗面台は、まだ新しいので再利用です。
ロフトを広げて、子供の寝室に活用です。
断熱を行い、階段とつないで換気を取るところは、しっかりしています。
階段のコルクタイルは、滑りにくくなるので良いアイデアですね。
勾配が急なので、少しでも危険を緩和する意味合いでしょう。
食堂には天井に収納を設置、照明器具を兼ねるところがポイントです。
昇降型の収納で使いやすく、椅子を使えば他の高い収納も十分使えるでしょう。
引き出し付きの食台も、収納を増やす意外なアイデアですね。
キッチン対面の配膳棚は、持ち上げ式のテーブルはちょっとやりすぎでは?
角が危なくなるし、食台が隣にあるので、必要性は少ない気がします。
食台のベンチシートには収納付です。
既存であったハイベッドとカットしたタンスを組み合わせて、収納と机付のベッドとなり、妹の個室が出来ました。
天井を上に上げているところがミソですね。
ベッドのぐらつきが気になるところですが、転倒防止はしてるでしょう、多分。
窓の明るさを取り入れられるようになった点も、大きなポイントとなります。
玄関がすっきりした上に、玄関の段差を利用して収納を作っています。
下足入はずらして設置、玄関から目立たない場所に、引き出し式として容量を確保しています。
キッチンの柱は足元を巻いて、照明スイッチをつけています。
キッチンは最大限の床下収納と壁厚に収納を設置、階段下も最大限収納に利用です。
濡れ縁も設置、腰高の引き戸を目隠しに使い、外部の明るさを最大限に感じる、快適なダイニングとなりました。
水廻りは元々の位置ですが、キッチンを少し前に出し、浴室が広がり洗濯機も洗面所に入りました。
階段壁の手形は、家族に住まいを作った実感を与えてくれますね。
2階は昔の納戸廻りと小屋裏の活用で、2人の子供部屋を確保。
使いやすい再利用のアイデア収納と共に、明るい部屋となりました。
和室は4.5畳と縮小しつつ、クローゼットを大きくとって、スッキリした空間にまとめています。
物がなくなるだけでも、広さを感じる典型的な例ですね。
今回は大胆な収納と小さな収納を組み合わせ、最大限の収納を確保したところがポイントでした。
さらに今まで使っている物を、上手く再利用しているところもポイントでしょう。
数年前に住まいに手を加えているので、使える物が沢山あり、それを上手に活用しているところに好感が持てます。
新築でも効果的に使える、収納アイデアが満載のリフォームとなりました。