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劇的!ビフォーアフター 物件146 家事が嫌になる家 に採用されているアイデアをチェックしましょう。

 

基礎の補強として、差し筋をしてコンクリートを流し込んでします。
しかしシングル配筋のべたコンクリートでは、板としての強度が低く補強の効果が薄いのです。
立ち上がりに配筋がないと、補強の効果が極端に弱くなってしまうので、湿気を防ぐ効果が中心の基礎となってしまいます。

筋かいや構造の補強は、新築としても定番の手法を採用しています。
堅実な補強方といえるでしょう。

断熱材でセルロースファイバーの吹込み工法を使用しています。
一見エコロジーにも見えますが、古新聞を回収し、防腐・防湿処理などを行うので、さほどエコロジーとはいえない部分があるのです。
さらに壁をはがしての吹き込み工法は、ネットなど断熱材の入る部分を制限する余計な材料も必要となるのです。
新築住宅や壁を壊すリフォームに吹き込み工法の断熱材を採用するのは、あまり賢い方法とは思えないです。

外壁の隙間に空気を通す工法は、最近の新築住宅ではかなりの確率で採用されている工法です。
構造部分の乾燥を保ち、住まい全体を長持ちさせる効果があります。
ここで採用された棟換気は、この効果を更に高める、優れた工法といえるのです。
屋根裏の暖かい空気は上に上がろうとするので、一番高い棟部分で換気が出来れば、壁から屋根裏までの換気に最大の効果を発揮します。
ただ番組で説明された室内の湿気を防ぐ点では、ほとんど効果がありません。

コンロを別にしたアイランド方キッチンは、食卓を含めてコンパクトに作る点では非常に効果的です。
ただ残念なのは、コンロの対面に流しを配置してしまったことです。
流し部分をコンロの対面からずらした方が、流しの平らな部分を効果的に使えます。

床に段差を作り、通気や収納に活用するのは、狭い住宅では特に効果的です。
この番組でも、多くの物件で採用されていますね。
ロフト設置は法的にも作りやすくなっているので、新築でもお勧めといえます。

玄関脇のサーフボード置き場はアイデアです。
建築家らしい、住み手の個性を上手く受け止めたデザインといえるでしょう。

和室の段差を生かした可動テーブルや収納は、非常に良いアイデアです。
ただ収納の操作盤が低いところにあるので、おばあちゃん用としては微妙な位置かもしれません。

ロールスクリーンで隠された洗濯機置き場は、リフォームらしいアイデアです。
新築なら洗面所に併設が基本ですが、このリフォームではスペース的にベストといえる場所のようです。

机の下に電子ピアノを置くアイデアは、けっこう使えそうです。

ベランダに可動式のテーブルや椅子を作りつけるのは、耐久性を考えるとちょっと微妙でしょう。
可動部分の廻りの木材が、非常に傷みやすい状態になります。


今回のリフォームは、定番のアイデアと個性的なアイデアが半々といった印象です。
基礎の補強に関しては、構造に弱い建築家の悪い部分が出てしまったようです。
しかし換気や内部については、全体的に細かい部分までよく考えられたリフォームといえそうです。

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