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物件162 雨の日は焼き魚が食べられない家

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劇的!ビフォーアフター 物件162 雨の日は焼き魚が食べられない家 で出てきたアイデアをチェックしましょう。

 

今回は、3世代6人家族の複雑で小さな住まいのリフォームです。
屋根がない外階段からしか上れない2階は、かなり余裕があるスペースなので、階段の変更を含めた2階の活用法がポイントとなりそうです。
面積のわりに予算はたっぷりあるので、全体的なリフォームが可能でしょう。


まずひとつの外階段を撤去、ブロック塀も解体して、工事スペースを確保です。
かなり広い範囲まで解体を行い、残った外階段も解体です。

かなり危険な木の構造で、浴室廻りは木の腐食が進んでいました。
さらに地下の車庫の工事で、家の下の土に隙間が開いてしまっているのです。
住まいの基礎が土から浮いているという、相当危険な状態ですから補強が必要です。

土の隙間を埋め、基礎を車庫と一体とした鉄筋コンクリートの基礎とすることで補強。
かなり段差がありますが、しかり補強されたようです。
さらに床近くの腐れた木部分を撤去して、新しい木材で補強です。
弱い梁部分も補強して、構造部分はしっかり補修されました。

屋根も傷みがひどく、垂木部分から新たに改修、2段屋根が一体型の屋根となりました。
室内にも大きな吹き抜けが出来、階段が取り付きます。
その上部にトップライトを設置、最近定番ともいえる明り階段です。
さらに2階の床の一部を半透明として光を1階に落とし、玄関の明るさを確保します。

1階は間仕切壁を減らして、広いダイニングキッチンを確保です。
かなり広い食卓テーブルを確保しつつ、ネイルカウンター付のアイデア収納やギャラリーを設置しています。
外部には小さいながらウッドデッキ設置で、外部の視線を遮りつつ明るさも確保しています。

さらにおじいさんの部屋も1階に確保し、バリアフリー的な使い方に対応です。
階段下につながる押入れで容量を確保、さらにタタミ下も収納に活用です。
書斎コーナーを設置、手作りのフォトフレームやおばあさんの思い出の品も飾っています。
目の前に小さな庭も出来て、心のこもった部屋となりました。

中央の階段部分に明りを落とすことで、1階全体の明るさを確保しています。
階段の段板部分も収納に活用、明るさと収納を兼ね備えます。

天窓の下に、家族の好きな南国風の生地を利用した、間接照明カバーを設置です。
交換可能なので、季節によって入れ換えることも出来ます。
可動式で、天窓の日差しを和らげる機能も持たせています。

2階は階段を仕切りとして姉と、夫婦子供の部屋を確保。
ルーフバルコニーを設置して階段とつなぎ、回遊性も加えました。
電動式のオーニングを設置して、洗濯物を干す空間としてもフル活用できます。

姉の部屋は個室化でプライバシーを確保、作り付けの大きなドレッサーが特徴です。
大きなガラスの裏を収納として利用しています。

夫婦の寝室は子供部屋とつながりつつ2つの入り口を確保、将来は子供部屋部分が独立します。
壁には花粉などのアレルギー物質を軽減する機能壁紙を採用です。
漆喰や珪藻土でも似たような機能をもちますが、クロスの方が使いやすいということでしょう。

二人の子供の為に、勉強机やクローゼットのスペースを確保。
将来の個室化にも備えたロフトベッド機能付で、良く考えられた収納といえそうです。
しかし、はしご兼用の扉は、建て付け部分の強度や消耗が気になるところでもあります。
垂直となるので怖さもありそうですが、ベッドの高さは低めなので大丈夫でしょう。

部屋によって目立つ1面は、壁紙の色を変えたフォーカルポイントとしています。
部屋ごとの個性や違いを強調です。
グループホームなどで各々の個室に入る扉の色を変え、自分の部屋を分かりやすくする手法と同様ですね。

外部の危険な門の階段を撤去、道路との段差が少ない部分をアプローチとして、玄関までをスロープでつなぎます。
斜めに道路と接する形として、安全性を確保します。
道路の気配を感じる木のフェンスに変更して、さらに安全性を確保です。

ポーチ脇に自転車を固定できるアイデアスタンドを設置、玄関周りの使いやすさをアップしています。
可動式でサーフボードのメンテナンスにも使える、面白いスタンドです。

外観は白と黒のモダンなカラーに一変、木のフェンスが映えます
玄関にはベンチや手摺を設置、ユニバーサルデザインに配慮です。

トイレは階段下に設置、スペースを有効利用です。
かなり広めの洗面脱衣室も確保、浴室も広く、余裕のあるスペースとなっています。


劇的!ビフォーアフター 物件162 雨の日は焼き魚が食べられない家 では、2棟をつないだ複雑な作りを整理することが最大のポイントでした。
無駄な階段や廊下を整理し、空間を再配置することで、理想的な住まいへのリフォームとなりました。
アイデアが過剰ともいえる部分もありますが、使えるアイデアも満載なので、参考になりましたね。
余計な可動部分が少なく、壊れる危険性が少なそうなところも良心的です。
実用性が高い、参考になるリフォームだったといえそうです。

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