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転落の危険をなくす

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ペットの為の住まいづくりでは、ペットの転落の危険をなくすことも大切です。

住まいの中には、ペットの転落の危険がある場所が色々あります。
階段やベランダや吹き抜け部分など、ペットにとって転落の危険がある場所はたくさん考えられます。
ステップ上に配置された家具も、危険な場所となり得ます。

ネコなどのように普段からいろんなところに登っているペットであれば、それほど気にする必要はありません。
飛び降りる姿勢も上手いので、怪我しにくいのです。
しかし犬の場合は、段差に気が付かずに転落して怪我してしまうこともあります。


ペットの転落を防止するためにまず考えることは、危険な部分を知ることです。
人間と小さなペットでは、危険となる高さが異なります。
小さな子供の目線で住まいを見回すと、危険になりそうな部分が見えてきます。

更にペットは軽くジャンプして、穴を通ろうとすることもあります。
その穴の先が吹き抜けなど転落するような場所だったら、大事故につながる可能性もあります。

危険な部分を見つけたら、対策が必要です。
危険を防止するために設置する手摺などについても、作りが違ってくるのです。
ペットは頭が低く小さい為、格子状の手摺では、転落防止にならない場合もあります。
ペット用入口を見ても分かりますが、驚くほど小さな開口部分からでもペットは出入り出来ます。
そこで格子の間隔が大きいと、ペット転落の危険性が高くなるのです。

ペットの転落防止には、壁やガラスの利用が一番ですが、開放感を保持したい場合は、ペットの視線くらいの高さ(とその下)にバーや格子を入れることが有効です。
(注:ガラスの場合は気が付かずにぶつかることが多くなるので、別の問題も生じますが転落は防げます)
目の前に障害物があるとゆっくり動くことになるので、転落しにくくなります。

また、先が見えない開口部分も要注意です。
吹き抜けの壁手摺に開口が開けてある場合もありますが、ここがペットがすり抜けやすい高さや大きさだと、そのまま飛び込んでしまうこともあります。
このような開口部分にも、ガラスや格子等の転落防止対策が必要となります。


ペットの転落を防止するには、ペットの視線や動作のクセを理解することが基本です。
住まいの危険な場所が分かっていれば、効果的な対策を行なうことにつながります。

転落防止対策には、ペットの動きを一旦止めることが効果的です。
開放感を保ったまま対策を行なうには、ペットの高さに合わせたバーや目の細かい格子で、ペットに注意を促すことが有効なのです。

上下の移動を考える 転落の危険をなくす ペットが回れる空間づくり

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住まいづくり研究室                            2012年8月30日更新
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