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省エネルギー住宅のために、自然を有効に利用する方法にはどんなことがあるのでしょうか。

住まいにおいて自然のエネルギーを活用できることには、光・温度・換気などがあります。
その中でも一番のポイントは温度に関する部分です。

室内を快適な温度にする為に自然を活用するには、夏と春秋と冬、この3つに分けて考える必要があります。
夏には、室内の温度を上昇させないことが重要です。
室内には、人の体や冷蔵庫、テレビなど、熱を発する物が沢山あります。
その熱をそのままにしておくと、室内の温度がだんだん上昇してしまうのです。

そこで外の空気を上手く取り入れて、室内の温度を下げることが効果的なのです。
そのとき、取り入れる空気の温度が問題になります。
道路から来る風はアスファルトの熱さも持ってきてしまいます。
庭や公園から来る風は、樹木によって温度が下げられた風になるので、住まいに取り入れるには最適な空気なのです。

春と秋には、適度な自然換気がポイントとなります。
ちょっと暑さを感じたら、エアコンを入れるより窓を開けるべきです。
窓を開けて換気すれば、24時間換気扇という無駄なエネルギーを使わずに済みます。

冬は、太陽からの熱を上手く住まいに取り入れることがポイントです。
日射を上手く取り入れれば、暖房に掛かるエネルギーを大幅に減らすことが出来ます。
夏の日射をさえぎりつつ、冬の日差しを取り入れるバランスが必要になります。


上手に自然換気を活用することも、省エネルギーには効果的です。
トイレのニオイでも、短い間換気扇を回すよりも、いつも窓を開けていた方がしっかり換気出来ます。
ちょっとした料理であれば、換気扇を使わなくても窓を開けた自然換気でも十分な場合があります。

上手に換気を行うポイントは、風が入る窓と反対側に、風が抜けていく窓を開けることです。
風が入るだけでは、部屋の中まで風が通らないために、換気の効果がかなり悪くなります。
風が出て行く場所を確保することが、自然な換気を行う際のポイントなのです。
逆に風が強すぎるときは、窓を開ける場所を1箇所にすれば、風の勢いを弱めることが出来ます。


光を上手く取り入れれば、昼間に使用する照明のエネルギーを減らすことができます。
ポイントは、安定した光が必要な部屋と明るさが必要な部屋を見極めることです。

書斎や家事室には安定した光が必要ですから、北側の窓が有利です。
逆に明るさが重要なリビングなどでは、南側の窓が有利です。

窓から入る明かりは、明るさを確保するだけでなく、住まいの快適さにつながる使い方もあります。
夕日を上手く取り入れれば、住まいに変化を生じる明かりとなりますし、時間によって変化する明かりは、時間を教えてくれることもあります。


住まいにおいて自然のエネルギーを上手く活用できれば、生活に必要なエネルギーを大きく減らすことも可能です。
使うエネルギーを減らす為に、作る際のエネルギーがほとんどかからないので、省エネルギーの効果が2重に発揮されるのです。

省エネルギー住宅 自然の有効利用 住まいの断熱性能向上

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住まいづくり研究室                                2009年6月19日作成
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