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住まいの個室にユニバーサルデザイン・バリアフリーを取り入れる際に、確認しておきたいことや注意すべき点を紹介しましょう。

入り口足元の段差は禁物です。
既存の住まいを改修する場合には、段差部分にスロープをつけるよりも床の高さを合わせる工事のほうが、コストは掛かりますが不都合は生じにくくなります。
ちょっとしたスロープは、つまづく原因にもなりやすいものです。

車椅子を使用する場合、入り口の幅を有効で最低750mm、できれば850mm以上確保しましょう。
戸には引き残しや戸の厚みがあるので、戸の幅ではなく、開くことの出来る有効部分の広さを確認します。

有効幅

引き戸とするほうが、車椅子での出入りが楽になりますし、物を持って出入りする場合も戸が邪魔になりません。
引き手等の金物部分には、大き目の使いやすいものを選びましょう。
車椅子を使用する場合は、手の届きやすい高さや位置に引き手を取り付ける必要があります。

また食堂や浴室や便所に行きやすい位置に、出入口を設けることも大切です。
車椅子での移動の距離が長い場合は廊下の幅が狭い場合には家族とぶつかったりする可能性が高くなるので、車椅子で移動する部分の廊下の幅を広げることも考慮しましょう。

寝台は、腰掛けることも出来て起き易いベッドが楽です。
畳に寝たいという場合は畳ベッドを作ったり、400mmくらい床を上げた畳コーナーを設けましょう。
またベッドには介護用ベッドを使うことも良いのですが、ベッドの位置を決めて起き上がる手摺と立ち上がる手摺を設置すると、自立した暮らしが出来ます。

ベッド手摺

床を歩ける体の状態であれば、少し柔らかめの床材を使いましょう。
板材を使用する場合には杉や桧を使うと、歩く際に疲れにくく滑りにくいのでお勧めです。
また部屋にこもりがちになる場合もあるので、縁側を設けたり床と同じ高さの木デッキを設置して、外気を感じる空間を作ることもポイントとなります。
また動ける場所には室内から連続する手摺を取り付けたりして、転倒しにくくする配慮も必要でしょう。

個室をユニバーサルデザイン・バリアフリーとするポイントは、出来るだけ自立して動けるための手摺の設置やベッド廻りの補助機能を加えることが大切です。
さらに部屋の快適さの為に床材を考え、風や光など自然を感じることが出来る部屋であることを確認しましょう。

便所 個室 ユニバーサルデザインを考慮する

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住まいづくり研究室                            2012年10月10日更新
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