地相の吉凶について考えてみましょう。
敷地の高低差
吉相
これについては、特に異論は感じません。
住まいの日当たりなどを考慮すると、納得できる内容といえそうです。
小吉
これは、真ん中がくぼんでいる形はまずいでしょう。
敷地に水がたまってしまいますから、この高低差は無くした方が住まいは快適に使えます。
(平坦にすれば、吉相になりますし。)
このあたりは平安京などの都市計画において、防壁としての山などを考えた場合に可なのではないのでしょうか。
凶相
これは朝や昼の日当たりの問題だと思いますが、田畑以外ではそれほど気にすることではないとも感じられます。
真ん中が上がっているのは台風等による風に対する弱さの問題と思われますが、これも現在の建物では極端な高低差以外は問題が無いと思われます。
住まいからの景色が良くなる反面プライバシーが保ちにくくなるので、一長一短といえそうです。
現在では住宅を作る部分は平らにするのが一般的ですから、高低差についてはそれほど気にする必要はないでしょう。
逆に崖をうまく使って、気持ちの良い住宅を作れる場合も多いのですから。
地形の形状
吉相
小吉相
凶相
敷地の形状に関しては、現在では住宅次第という部分が大きいでしょう。
逆に出っ張りが多い敷地や変形した敷地は、住まいの形や広さを確保することが難しくなるという問題が生じます。
特に変わった形状の土地に建物を作る場合は、敷地の変形に上手く対応できる建築家に依頼する方が良い結果を得られる場合が多くなります。
逆にハウスメーカーなどの規格住宅を作る場合は、建物が納まりやすい四角い平らな敷地形状が重要となります。
土地の周囲の状況による吉凶や土地の経歴に関しては、現在では土地取得の困難さ等もあるのでこだわる事は難しいと思われます。
それよりも周囲の環境が 住まいとして適した環境であるか という点が、現実問題として重要となるはずです。