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建物の中心と方位について考えてみましょう。

家の中心を求める
家相・風水の基本である方位を検討するためには、家の中心を求めなければなりません。
そのための方法としては、5つほどの種類があります。

1.全体の2分の1までの出っ張りや引っ込みを無視して東西と南北の2等分線の交点を中心とする。
心1

2.建物全体の面積の重心を中心とする。
   これは住宅の形状が複雑になるとかなり難しくなります。
心2

3.大屋根の大棟の中央を中心とする。
   最近増えてきた片流れの屋根や陸屋根だと困りますね。
心3

4.大黒柱の中央を中心とする。
   最近の住宅は大黒柱を使うことが少なくなっているので、適用できない住宅も多くなります。
心4

5.主人の居室の中央を中心とする。
   これも最近では隅に配置されたり無いことも多いので、適用しにくいようです。
心5


この中で、家の中心を求める実用的な方法は1と2でしょう。
1が簡単に求めるには良い方法で、2は本当の意味で中心となります。
3と4は構造的な中心ですから、精神的部分では正解といっても良いのかもしれません。
5は現在では部屋があることが稀で、書斎や寝室だとすると角部屋がほとんどになるので適用は難しそうです。
中心を求める際にもこれだけの方法があるので、どれを採用するかによって家相の判断結果も多少変わってくる事が分かります。


また北は磁北を採用することになっていますが、この磁北というものは地域によりかなり差(北海道と沖縄で4度程度の差)がありますし、同じ地域についてもここ100年程度の間に3度前後変化しているのです。
この点を考えると、家相・風水の基本自体が揺らいでしまうことになります。
(家相は江戸時代に発達したので、その当時の300年ほど昔と今とでは、10度ほども磁北が違っている可能性があるのです。)

ですから、大まかな考えとして家相の考えを採用することには問題はないと思われますが、細かいことまでこだわりすぎると、数10年後にはズレてしまっていたと言う事になる可能性もあるのです。

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住まいづくり研究室                                      2012年10月14日更新
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