では、沖縄地域における住まいの温暖化対策について、詳しく考えていきましょう。
とはいえ実は沖縄での温暖化対応の住宅については、ほとんど現状と変わらないともいえそうです。
クーラー(エアコン)の性能アップくらいは必要でしょうが、台風の強さやシロアリ、雨については現状でもハイレベルな対応がなされています。
日差しのカットや通風や台風対策については、沖縄独自の住まい形式ともいえる手法が確立されているのです。
そこで沖縄の住まいに施す対策は、クーラー(エアコン)の容量アップくらいしか思いつきません。
現在必要とされる沖縄に適した住まい作りを、手抜き無く確実に行なうことがポイントとなります。
間違っても、本州の住まいをそのまま持って行ってはいけません。
沖縄における温暖化の影響でもっとも気になるのは、住まいの対応ではなく、マラリアなど病気に関する熱帯化といえそうなのです。
そうなると、住まいだけではとても対処できそうにはありません。