鉄骨造住宅のつくり方 屋根部分
 
 
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鉄骨造住宅の屋根は、屋根と壁の作り方次第で、さまざまな作り方が考えられます。
その中で、一般的に良く利用される作り方を見ていきましょう。

S屋根1

鉄骨造で良く使用される折版屋根は、梁(小梁や母屋梁)の上にタイトフレームと呼ばれる取付金物を溶接、折版屋根をボルトで取り付けます。
鋼板裏面の結露を防止する為に、折版裏面に ぺフ と呼ばれる薄い断熱材を貼ります。

折版の高さや鋼板の厚みによってタイトフレームの間隔が違ってきます。
折版屋根は雨音が響きやすく、断熱性能も良くないので、鉄骨住宅で採用する場合は、それに対する対策が必要でしょう。


木造住宅同様の屋根材を使用する場合、屋根を勾配屋根とするために、屋根梁を山形とします。
その梁に受け金物を取り付け、鉄骨母屋を900mm程度の間隔で並べます。
鉄骨母屋はCチャン(巾100mm高さ50mm程度で3.2mm厚又は2.3mm厚)を使用しますが、木製の母屋(90mm角又は105mm角)を使用する場合もあります。

母屋の上に、合板(厚さ9mmから12mm程度)や木毛セメント板(厚さ25mm程度、準耐火構造の屋根などで使用)を敷きつめ、屋根の下地とします。
この上に木造住宅同様、アスファルトルーフィングを敷き込み、屋根仕上材を施工します。



デッキプレート+コンクリートやALC版で陸屋根を作る場合、下図のようになります。

S屋根2

デッキコンクリートの上に防水層(アスファルト防水や塗膜防水など)を設置し、上部をモルタルで保護します。
入り隅部分は直角に防水層を作ると防水が切れやすくなるので、三角形の枠材を入れて欠点をなくします。
屋根を歩行しない場合や防水層の種類によっては、保護モルタルは省略される場合もあります。

壁際部分は立ち上がり部分に下地ボードを貼り、防水層を上まで施工します。
防水層の上部を押え金物で固定し、金物と壁の頂部に取り付けた笠木との隙間をコーキングで埋めます。


ALC版で屋根を作る場合も、デッキプレート+コンクリートで屋根を作る場合と同様なつくりになります。
壁ALCと屋根ALCの間にクッション材を挟み、ALC版同士がぶつかることによる割れを防ぎます。
その上の防水層や保護モルタル、そして笠木廻りはデッキプレートと同じつくりとなります。


ここに挙げたのは ほんの一例です。
特に陸屋根と外壁の接続部分には様々な作り方があります。
その中でも、防水性能を確保しつつ ローコストに収まる作り方をすることがポイントとなります。



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