住宅や建材には、その性能を公的に認定する制度や、一定の性能を持つこと機関が確認し表示できる制度があります。
住宅に対する認定制度や表示制度には、様々な種類があります。
住まいの全体的な性能を認定する制度から、様々な建材個々の性能を表示する制度、エコロジーの評価を表示する制度など、幅広い範囲で行われていて種類が多くなっているのです。
認定制度や表示制度によって性能が保証されているからといって、安心できる訳ではありません。
同じ材料を使っても、適切な工事が行なわれなければ性能を発揮できません。
性能が保証される部分は、新しい分野や材料には適応しにくく、同等以上の性能を持つ特殊な工法や材料には認定制度や表示制度が追いついていない部分も多いのです。
認定や表示されていない住宅や建材が、性能が劣るという訳ではありません。
しかし認定や表示があれば、その部分については ある程度の性能を持っていることの目安にはなるのです。
では、その認定制度や表示制度の各々について、概要や良い所と注意すべきところを見ていきましょう。