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住まいづくりの用語の中で、床関係の用語を解説します。

フローリングと縁甲板
基本的には同じものですが、縁甲板という場合は、無垢材で1枚の幅が柱の幅以下(100mm程度)の松、桧、杉材で無塗装で使用する床材を示す場合が多く、板厚は通常12mmから19mmの間です。
縁甲板には銘木と呼ばれる高級材があり、年輪や色合いの綺麗さにより、価格が大きく変わります。
一般的に無節の柾目(年輪がきれいにまっすぐ並んでいる板)が一番高く、節が大きい板目(木目が楕円を描くように並んでいる板)が安くなります。

フローリングには、単層フローリング(無垢フローリングとも呼びます)と複合フローリング(フロアー合板等呼び方が色々あります)があり、単層フローリングは縁甲板と実質は同じで、表面塗装を施したものをそのまま使ったり、ワックスかけして仕上げます。
材料はナラ、ブナ、オーク、チークなど さまざまな木材を使用します。
複合フローリングは、合板の表面に薄い突き板(仕上用の板)を貼って、表面塗装をしたものです(表面仕上の板が厚い物には無塗装品もあります)。
厚みは通常12mmから19mmで、2階の床に使う場合は、下地に合板を貼った上にフローリングを貼ります。
また、根太を省略して30mmから40mm位の無垢の板を使うこともあります。

表面の突き板が薄いフローリングは仕上の板が剥がれやすいので、予算の範囲内で できるだけ表面の仕上板が厚い物を選びましょう。
一般的には無垢フローリングの方が複合フローリングより高価ですが、節を気にしなければ無垢材が安くなる場合もあります。

板同士の継ぎ目は、板が収縮して隙間が開くのを防ぐ為に、本実や雇い実、合いジャクリ加工したものを使います。
通常の厚みの板は、本実や合いジャクリ加工する場合が多く、30mmくらいの厚い材料には雇い実の加工が多くなります。

床加工


畳床と呼ばれる畳の芯になる材料では、昔ながらのワラなどを使ったものとフォームポリスチレンやインシュレーションボード等新建材を使ったものがあります。
畳表は主原料のイ草を横糸に、麻糸や綿糸を縦糸として織られており、イ草が細く目が詰まっている製品が良い畳です。
イ草の代わりに化学製品を使ったものもありますが、触れた感触にかなりの違いがあります。
また、防虫・防カビのために防虫紙や備長炭などを中にはさんだ畳もあります。
畳縁は畳を保護し形を整える機能があり、さまざまな色柄があります。
畳縁を使わない琉球畳もありますが、形成が難しい為、多少高価になります。
こだわりがある場合には、実物サンプルを見ながら比較したほうが判り易いでしょう。

長尺塩ビシート
天然あるいは合成繊維などの織布を裏打ち材とし、塩化ビニルを積層した床シートのことで、合板の上(または均したモルタルの上)に貼り付けて床仕上とします。
耐摩耗性や耐薬品性、耐水性などに優れ、ソフトな歩行感があるので、主に水廻り(便所や洗面所、台所等)に使用します。

コルクタイル
コルクの基材の上にウレタン樹脂、ワックス、天然オイル、天然樹脂等を塗布した床材で、合板の上(または均したモルタルの上)に貼り付けて床仕上とします。
コルクには微細な気泡が含まれており、これが弾力性があり、すべりにくく、衝撃を和らげるという特徴となります。
吸水性は低く、吸い込んだ水分も素早く蒸発させるので、洗面所など水まわりの床材に適しています。

タイル
基材には、陶器質(多孔質で吸水性が大きい)、磁器質(素地は透明性があり、緻密で硬く、吸水性は少ない)、せっ器質(透明性はないが、素地は硬く吸水性は少ない)などがあり、凍結が予想される場所では磁器質タイルを使います。
表面の仕上には、施釉(タイルの表面に釉薬(うわぐすり)をかけて焼いたもの)、無釉(釉薬をかけずに焼いたもの)、窯変釉(焼成過程で温度や酸素の量により色変化を起しやすい釉薬かけて焼いたもの)など、色々な仕上げ方があります。
床タイルとして使用する場合は、濡れても滑りにくいことが大切です。

テラコッタ
元々は、粘土から作られた焼き物を指す用語で、建材としては素焼きの陶器タイルで、比較的大きく厚みのある製品のことを言います。
高温焼成された凍害に強いハードテラコッタや、天日乾しされた柔らかなソフトテラコッタなどもあります。
色に自然なばらつきがあり、水にぬれる場所で使う場合はワックスを塗ります。
通常、土間コンクリートの上にモルタルを塗ってから、テラコッタを貼ります。
目地の処理の仕方によって、表情に変化をつける場合もあります。

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住まいづくり研究室                            2009年4月10日更新
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