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火災発生時の避難については、集合住宅の2階以上の部屋から避難する場合、玄関から避難できない状態のときはベランダから避難することになります。
ベランダの隔て板を破って避難するので、ベランダを通れる状態に常に保つことが大切です。
最悪避難できない場合には、玄関をきちんと閉めて部屋の中に留まる事も一つの方法です。
大きな集合住宅の場合には火事では倒壊しない構造となっていますし、隣室からの延焼も最小限に抑えられるように作られています。
ですからどうしても避難できない場合には、玄関を閉めて火災の延焼を防ぎ、煙に巻かれない為に燐戸から一番はなれた部屋に避難するのがお勧めです。
この時煙が入ってきたら、火災から遠い窓を空けて換気して、窓周りの燃えやすい物はカーテンを含めて取り除きましょう。

火災で死亡する原因としては、火傷によるものと煙や酸欠によるものが主な原因です。
火については、普通に燃えている場合は燃えるスピード自体は早くないので、速やかに避難できれば軽い火傷で済む場合が多いのです。
しかし、火災が起こっている部屋のドアを開けた瞬間のバックドラフト(爆発的な炎)や可燃性ガスが一気に燃え上がるフラッシュオーバーが起きた場合は、逃げる時間がありませんし飛ばされて怪我することもあります。
建物から避難する場合、ドアハンドル(ドアノブ)が熱くなっている扉はバックドラフトの危険があるので、絶対開けてはいけません。
また自分が居る場所が燃えている場合でも、フラッシュオーバーを防いだり煙に巻かれない為に、窓を開けて煙を逃がすことが必要な場合もあります。

火災の際に発生する煙には、特に注意が必要です。
煙が発生すると遠くが見えなくなり、避難経路の発見や移動が遅れます。
不完全燃焼すると、無色無臭の非常に有毒な一酸化炭素が発生します(火事の場合、量の違いはありますが 必ず発生します)から非常に危険なのです。
また二酸化炭素の濃度が上がり、酸素濃度が下がるので酸欠が発生します。
いずれも意識がなくなり、逃げること自体ができなくなる危険もあります。
このように火災の際に生じる煙は、火と同等以上に危険なものです。
特に煙は煙突状となっている場所では、一気に広がります。
避難しようとしている階段で煙を見たら、引き返して反対方向の階段から避難する事が大切です。
反対側に階段がない場合は、助けが来るまで部屋にこもることも考えましょう。


戸建の住まいの火事に対しては、火事を出さないように注意を払うことが一番のポイントです。
一旦大きく火が付いてしまうと避難するしかありませんし、財産や記念の品まで失ってしまいます。
消せないほど火災が大きくなったら、無理をせず速やかに家族全員で避難しましょう。

共同住宅での火事の場合は、ベランダや避難バルコニーが避難する通路のポイントとなります。
玄関側の廊下が火や煙に包まれていたら、ベランダからの避難を行いましょう。
その為に、ベランダの避難ハッチの位置などを事前に確認して、避難経路を考えておきましょう。

店舗やホテルなど公共の建物では、入ってすぐに避難経路を確認することが大切です。
通常使用するエレベーターは火災発生時には使用できない場合も多いので、避難経路と階段の位置の確認が重要なポイントなのです。

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住まいづくり研究室                                      2015年9月4日更新
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