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内壁・天井部分のリフォームについては、仕上部分の傷みや汚れと下地部分の傷みの両方を考える必要があります。
そこでまず下地部分が傷みについてチェックしましょう。

壁・天井の下地 壁や天井の下地が傷むと、触れた時にぶわぶわしたりします。
壁下地が傷んだ原因としては、結露や漏水などにより傷んでいることが想定されます。
いずれにしても仕上材に水がつくと染みになったりクロスが剥れたりしますから、しっかりした対策が必要です。

まずは結露による水なのか漏水による水なのか、について判断する必要があります。
水の染みなどを頼りに原因をたどっていきますが、見て分からない場合には漏水専門の調査を行ないます。

結露の場合は、結露する部分の換気を行うことが第一の対策です。
安易に断熱材を入れても断熱材部分で結露してしまうので、断熱材を入れる場所によっては逆効果となる場合もあるのです。

漏水の場合は、原因部分を修理するリフォームが欠かせません。
漏水の可能性がある部分としては、屋根や外壁から窓廻り、ベランダや軒裏部分など色々な部分が考えられます。
屋根の水が壁に回りこんで壁だけが濡れることもあるので、原因となっている場所の特定が重要なのです。

下地部分に問題が無ければ、安心して仕上材のリフォームが出来ます。


クロス・壁紙
クロスの剥れがリフォームの原因になる場合と、クロスの汚れや傷がリフォームの原因になる場合があります。

剥れに関しては、壁面によってはがれ方がまったく異なる場合には、剥がれている部分が湿っている可能性が高くなります。
結露や漏水が推定されますから、問題部分に対するリフォームも必要となります。
また常に高温にさらされたり、陽射しが当たる部分などのクロスも剥がれやすくなります。

汚れや傷の為にクロスをリフォームする場合は、下地のボードを交換するか否かも考える必要があります。
昔クロスを貼り換えた事がある場合は下地のボードが傷んでいることも考えられるので、下地ボードの交換も検討しましょう。

下地ボードが石膏ボードの場合は強度が弱いので1度クロスを交換したら、2度目はボードまで取り替える必要があるのです。
下地が合板の場合は、合板の接着剤部分の劣化次第で交換のタイミングが変わります。


漆喰・ジュラクく
漆喰やジュラクの部分に傷がある場合は、その部分の補修だけで済む場合もあります。
全体的に硬度が落ちて仕上材がちょっと触れただけでぱらぱら落ちてくるようになったら、塗り直しが必要です。
現在の仕上部分を削って、新たに仕上材を塗ります。
下地がボードの場合は、状態次第では下地の交換も必要となります。

壁に染みが有る場合、原因が漏水や結露である場合には、問題部分のリフォームも必要です。


木板
無垢材の場合は、ひどい反りや隙間が生じたり、ひどい傷をつけた場合がリフォームの対象になりそうです。
板にカビが生えるような状態の場合には、結露や漏水が考えられます。

ひどい反りの場合は、板を削って反りを少なくするリフォーム方法と板を貼り直すリフォーム方法が考えられます。
板の間に隙間が生じた場合、隙間に漆喰などを詰めたりすることも一つのリフォーム方法です。
一般的には板を一旦剥がして、貼り直すリフォームを行います。

板に大きな傷をつけた場合、傷部分を補修するリフォーム方法もあります。
板材を貼りかえる場合には、全面(又は広い範囲)に手を加えることになる場合が多いので、あまり大きくない傷の場合は補修して済ませる事も考えましょう。


合板
合板の場合、表面の仕上板の剥れや傷がリフォームの原因となります。
自然に剥れた場合は合板全体の接着剤が弱くなっていますから、合板自体の貼り換えが必要になります。
表面の突き板が剥れた場合でも、現場で突き板を貼ることは難しいので合板自体の取替えになるのです。
傷の場合は、補修するか貼り直すかは住まい手であるあなたの判断によります。
穴が開いてしまっていたら、穴の周りが危険ですし断熱性能なども悪くなるので早めにリフォームを行いましょう。


ロックウール吸音板
洋室の天井板によく使われます。
立体的にデザインされたものも多いので、補修や塗り直しなどは難しくなります。
染みなどが見られる場合は、漏水や結露の有無を確認しましょう。
リフォームは、貼り直しが基本です。

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住まいづくり研究室                            2012年9月18日更新
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