住まいの中での日常生活については、次のような質問が考えられます。
■家族の日々の過ごし方
朝の習慣からテレビの視聴や家事、趣味や睡眠時間など、家で過ごす時間に何をしているのか記入しましょう。
出来るだけ沢山の情報があるほど効果的なので、平日と休日で分けて日常生活をしっかり思い出してみましょう。
各々の過ごし方にかける時間の長さも重要です。
日常だけでなく、定期的に行なっているイベント等についても記入しましょう。
誕生会や友達を呼んでのパーティーなど、年間どのくらいの頻度で何人くらいの人が来るのか、といった情報も大切です。
また、新しい住まいで新たにやりたいことも考えてみましょう。
日々の過ごし方は、住まいの中で行なう事の中でも大切な事柄を判断する為に貴重な情報となります。
より時間をかける趣味や事柄のためにスペースや機器を確保したり、パーティーの人数に応じた住まいの広さを確保するなど、生活パターンに応じた住まいづくりのポイントとなる質問なのです。
■住まいに欲しい部屋や空間
新しい住まいに欲しい部屋を書き出して見ましょう。
必要な部屋だけでなく、大きさやデザインや機能なども一緒に考えると、住まいのイメージ作りの役にも立ちます。
ここでは、必要な部屋と機能の確認を行ないます。
大きさやデザインについては、他の質問からも推測できます。
いろいろ書き出してみると予想より大きな住まいになることも多いので、逆に本当に必要な大きさや機能なのか検討する為の資料にもなります。
日々の過ごし方部分の回答と比較しながら最適なバランスの住まいを考えるために、重要な項目といえるのです。
■豊かな生活空間の為に必要な住まいや空間
子供の成長や自分を高める為に必要な住まいは、どんなものか考えてみましょう。
住まいを考えるというより、家族の生き方を考える質問といえるでしょう。
具体的には難しい場合もありますが、教育方針や家訓や好きな格言など、教育や成長に対する考え方の参考となる様なことを示すだけでも十分です。
社会の非常識な部分について考えてみることでも、自分達にとって大事にしたいことが見えてくるかもしれません。
ここでは住まいだけでなく、家族の生き方についても考える質問です。
普段の生活パターンだけでは読み取れないような、住まいに要求される隠れた事柄を検討するために必要な質問といえます。
実際の住まいや部屋のイメージよりも、家族の感覚的な好みや方針を考えるべき項目なのです。