住まいの設備とユーティリティーについては、次のような質問が考えられます。
■入浴と洗面
家族各々が週何回くらい入るか、又、家族全体で週何回くらい湯船を使うか思い出してみましょう。
夜以外にも入浴するのか、また家族が続けて入浴するのか、各々が別々の時間に入浴するかなど、入浴の時間帯についても考えます。
朝にシャワーを使うか、また朝に髪を洗う場合は、浴室か洗面所のどちらで行ないたいのか考えてみましょう。
新居での希望を含めて書き込みます。
入浴時間が長いとか、浴槽で風景を眺めることが好きなど、浴室に対する使い方やこだわりを伝えることも大切です。
浴室に置いてあるものや、新しい浴室に置きたいものについても考えてみましょう。
洗面と脱衣室は分離しているべきか、一緒でも気にならないか想像してみましょう。
寝室など他の部屋に洗面台が必要か、考えます。
洗面所や脱衣室には暖房が必要か、理由を含めて考えてみましょう。
浴室は、家族によってこだわり方が大きく異なります。
浴室の使い方を考慮した上で、特にこだわる部分とどちらかというと必要な部分を分けて考えることが大切です。
使用時間もポイントで、使用時間が長い場合には、よりくつろげる配慮をすることが重要です。
洗面については、使い方を考えることが最大のポイントです。
シャンプーや化粧など、洗面所の使い方を出来るだけ詳しく検討することが良い洗面所作りには欠かせません。
使い方によっては、照明やカガミの位置や形状が大事なポイントとなるのです。
■トイレ
小便器は別に必要か、考えてみましょう。
トイレは各階にいくつ必要か、トイレで本を読んだりして長くなることがあるかどうかなども考慮して書き込みます。
夜中に良く使うかなど、トイレを使用する時間帯についても考えてみましょう。
トイレには暖房が必要か、またトイレの手洗は便器とは別にしたいか、手洗にお湯は必要かなど、トイレ関係でこだわる部分についても記入しましょう。
トイレについては、普通に使用する分にはそれほどこだわりは無いと思われます。
しかしトイレがくつろぐ空間であったり、小便器がどうしても欲しいなど、使用時間が長かったり使い方にこだわりがある場合は忘れずにしっかり伝えましょう。
最新便器の便利機能については過剰な機能である場合も少なくないので、コストを考慮しつつ設計者と相談の上で採用しましょう。
■化粧
化粧はどこで行なうか、現状と新居で行なう場所を考えてみましょう。
鏡台を置く場合には、大きさや形状を書き込んでおきましょう。
化粧にかける時間はどのくらいか、また化粧品やアクセサリーの大きさや数(量)についても書き込みます。
収納が必要な化粧品やアクセサリーについても、収納場所を考えた上で記入しておきましょう。
化粧も個人差が大きいものですね。
特に化粧品の量と化粧にかける時間によって、収納場所の確保や椅子の使用を考慮するなどが必要となります。
また、カガミなどが見やすくなる上手い照明計画もポイントとなります。
■洗濯関連
洗濯の頻度はどのくらいか(1日何回または何日おき)考えてみましょう。
洗濯物をためておく場合、最大どの程度の量になるのかも書き込みます。
洗濯物は外に干したいか、また部屋干しする場合は、どこに干すか想像してみましょう。
洗濯機のタイプや大きさについて、今使っている洗濯機を含めて、新居で使いたい大体の大きさや形を記入しましょう。
洗濯機を置きたい部屋や場所に希望があれば、忘れずに書き込みます。
洗濯流しが必要なら、お湯が出る希望の有無も含めて伝えましょう。
アイロンがけをする場所はどこが希望か考えます。
また作業台は必要か、頻繁にアイロンがけを行なうのかを含めて書き込みます。
ミシンを使用する場合、作業場所や作業台などについても考えてみましょう。
洗濯については、家族に人数や仕事や年齢によって内容がかなり変わってきます。
また2層式洗濯機や個別の乾燥機など機器に対するこだわりから、アイロンがけやミシン作業などについても十分な検討が必要です。
特にミシンなどで趣味やこだわりがある場合には、その旨を伝えることも大切です。
■掃除関連
掃除は誰がするのか、各個室を含めて考えてみましょう。
掃除の頻度や1回の掃除時間などについても思い出して記入します。
掃除の頻度に加えて、掃除は好きか、きれい好きか、などこだわりや好みについても書き込みましょう。
掃除の際に使用する道具についても、予備や消耗品も含めて保管場所が必要なものを中心にリストアップしましょう。
掃除については、道具の保管場所や電源の確保がポイントです。
掃除にこだわりがある場合、こだわりの内容を正確に伝えることが必要です。
場合によっては、住まいのデザインを掃除しやすい形状や高さに制限する必要が生じます。
特に掃除にこだわりがなくても、通常使用している掃除道具をリストアップすることは大切です。